ギドンクレーメル
GIDON KREMER
ギドンクレーメル1947年2月27日リガ(ソビエト)生まれのヴァイオリニスト。
ユダヤ系の家庭に生まれた彼は両親がともにヴァイオリニスト、祖父がヴィルトゥオーソとして活躍したカール・ブリュックナーと言う恵まれた環境で育ち、かなり長い期間ダヴィド・オイストラフ(偉大なヴァイオリニストですね)のもとで研鑽を積んだ。
この人の凄いところは彼の著書「琴線の触れ合い」を読んでも感じられるのだけれど、「センス」これに尽きると思う。
スコアもある程度まで読みこんだりも勿論するのだろうけれど、それだけでは得られないなにかを持っている人。
だからと言って感性に流された叙情的な演奏をするわけではなく、限りなく作曲家の意図に近いものを感じるような演奏をする。
たぶん演奏家の歴史上もっとも幅広いであろう彼のレパートリー(これが理由でそんなに深くスコアを読んでられないと思うw)、
そのほとんど総てで(もちろん僕が聴いた中だけで感じたことだけれど)そう言った演奏ができる、本当の天才って言うのはこういう人のことなのかもしれない。
その膨大なレパートリーの中でも極私的なオススメは北欧の作曲家の作品、アストルピアソラ(一時期ブームでしたね。その火付け役がおそらく彼)作品、そして画像になっているアルバム、J.S.バッハの「無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータ」。
もちろん全体を通して素晴らしいのだけど、有名なパルティータ第2番ニ短調(BWV1004)の「シャコンヌ」、これが殊に素晴らしい。
ここまで聴き手に差し迫ってくるような演奏ができる人は、現代の演奏家にはなかなかいないと思います。
- 2003/03/24更新
- 2003/03/24登録
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