ラクラクウェブサンサク
らくらくウェブ散策
IBMが開発したWebバリアフリーソリューション。岐阜県のホームページなどから始まり、自治体などの公共機関系サイトから順次導入されたりしているようだ。
「らくらくウェブ散策」の機能は、読み上げ機能、文字拡大機能、背景色変更機能といった具合なのだが、別に視覚障害者などに向けて特化したアクセシビリティツールではなく、いわゆる普通の人たちにとってウェブを近づきやすいものにするだとか、デジタルデバイドをなくしていこうだとか、そういった感じのツールだ。だから、僕なんかも使ってみて、これなら普段からブラウジングのサポートツールとして使えるよなって思った。
特に素晴らしいと思ったのが、読み上げ機能。自分が読んでいたり注目したいところだとかに、マウスカーソルを持っていき、そのまま動かさないでいると、そこを読み上げてくれる。リンク部分なんかはもともとカーソルを合わせるものだし、読んでいる行にマウスを持っていくというのも、作業を強いられている気がしないというところが、この良好な操作感の肝だと思う。
「らくらくウェブ散策」を導入すると、それだけでアクセシビリティが向上するのかとかいうと、そういうわけではなく、それが導入されるもとのウェブサイト自体が、アクセシビリティに配慮して作られてなければ、効果は半減してしまうだろう。読み上げエンジン側の制約もあるため、それはそれで、そういった癖を知っておかないと、もっと伝わりやすくしたかった箇所が、逆に何も手を加えなかったときよりも伝わりづらくなってしまう可能性もある。
たとえば世田谷区のサイト http://www.city.setagaya.tokyo.jp/ は、「らくらくウェブ散策」でブラウジングすると、かなり良く出来ていることがわかると思う。
もちろん、「らくらくウェブ散策」はIEの機能を使っているから、「らくらくウェブ散策」のために最適化して、結果IEでしか見れないサイトになってしまったりとか、そういった方向性になってはいけないので、何事も多角的に見ていく必要があるわけなのだけども。
ともかく、「らくらくウェブ散策」には感動した。
以下は関連するURL:
http://www.trl.ibm.com/news/...
http://www-6.ibm.com/jp/...
http://www-6.ibm.com/jp/...
http://www-6.ibm.com/jp/services/its/...
[追記]
一般のサイトへの導入が可能なのかどうか、またその際のコストなどを問い合わせてみた。で、その返答がきたので覚書。
ざっくりと初年度700万、以降200万/年だそうで、基本的には導入支援・メンテナンス等を含むソリューションとしての販売になるため、実際にはサイト規模などによりコストは上下するとのこと。サイトの特性によっては導入を考えることも検討できるかなぁ、この価格帯なら。ていうか初年度高すぎ。
- 2003/12/16更新
- 2003/03/28登録
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