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「おにいちゃん」と「すべての妹たちへ」

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「人並みの幸せを追い求めるのはやめようね」(澁澤龍彦)

「おにいちゃん」は、詩人であり評論家・翻訳家・作家である矢川澄子が、かつての伴侶・澁澤龍彦と過ごした十年間の思い出をえがいたエッセイ集です。澁澤の母・妹二人と同居した矢川澄子は、他の家族にならって澁澤を「おにいちゃん」と呼んでいたそうです。

この二人については、今さら私が言及する事もないほど語られてきたように思います。
二人の結婚生活で人間の子供は生まれなかった(闇に葬られた)けれど、たくさんの本が生まれたのです。二人が由比が浜で向き合ってコイコイに興じる写真は、長い間私の定期入れに挟まれていました。二人の子供である著書と、この写真があれば私には十分です。

2002年5月29日に長野県の自宅で自死をとげた矢川澄子。その遺書には「すべての妹たちへ」とゆうタイトルが付けられていたそうです。遺族の意向により非公開になっているこの手紙を読んでみたい、と強く思います。

「おにいちゃん」と「すべての妹たちへ」

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九作画像 投稿者:
九作
詳細情報
  • 「おにいちゃん」
  • 人名: 矢川澄子
  • 発売元: 筑摩書房
  • 価格: 1,500円
  • 2003/03/30登録
  • 4080クリック

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コメント (2)

2003/03/31

雲衣。 表現者としての「遺書/すべての妹たちへ」が公にならないのは 谷川雁とのことやプライベートな部分に触れているからでしょうか・・・色んなことが少しずつ明らかになってきた今、澁澤と高橋たか子の火遊びを含めこの「文化太陽族」達にとても複雑な想いがしています〔笑〕。

九作 崇拝の対象となり得るカップルなだけに、最後の文章を読まないとスッキリしないような。

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