Chausser C711
男物のロングブーツは…どれもこれもハードに過ぎるのだ。ウェスタン然り、ライダース然り、エンジニア然り、編み上げのワークブーツ然り、メンズナックル系然り…。そのワイルドさを居丈高に主張するあたりがどうにも馴染まず、手を、いや足を?拱いていた。
そんな中ではアダムスブーツの3061や6500などがいい線いってはいるのだが…どうも決め手に欠けるというかそそらない。あとジョッキーブーツ系はスマートだが上品過ぎる。何より長過ぎるのは自分の膝下が足りるかどうか…。Tricker'sのMotorcycleはいいバランスだと思える。しかし足首のベルトストラップに件の主張の名残りが感じられて…今一つ気に入らない。はてさてどうしたものか…。
…なんてぜいたくをいっていたらありました。ショセの定番ペコスブーツです。写真を見るだに確かな作り。それでいてハードになりすぎないディテールとシルエット。黒で探していたのだが、ソールが茶色いのもポイント高い。細かいところでもグッドイヤーウェルトはもちろん、底にVIBRAMソールを縫い付け、ドメスティックブランドならではの幅広・甲高な作りもうれしい上に、全体のシルエットも均整がとれていて、ノーズがやや長めでシャープな印象。見た目も使い勝手も犠牲にしないホスピタリティに溢れている。実際、革質もちょうどいいあんばいで履きやすく歩きやすいです。ペコスブーツという形状から、ややかかとがパカパカしますが。うう〜ん…唸る出来だなあ。ブランド名の響きからてっきり女物のブランドだと思っていたのですが…実際はメンズが元のようです。ブランドについては以下に。
ショセは1998年、前田洋一氏によって「YOH number eighty one」というブランドとしてスタート。当初はメンズのみの展開で、2000年の秋冬コレクションよりレディースを開始するとともにメンズとブランドを統合、現在の形となった。ブランド名は仏語で“履く”を意味する動詞らしいです。コンセプトは「長く愛着の持てる靴」。ネット上でよく見かける「30年履ける靴」というのは微妙に誤解で、以前インタビューで氏が「例えば30年後に古着屋さんでうちの靴を見た時に、履きたいと思って貰えるような、時代に関係のない普遍的な靴を作りたい」というようなことを話したのが一人歩きしてのことだそうだ。
10周年の今年は、同ブランドの看板らしいナチュラルコードバンを使ったモデルも出ています。好事家諸兄にはこちらもおすすめ。
- 2010/11/26更新
- 2010/11/26登録
- 2257クリック
「Chausser C711」を検索
このキーワードを共有する
-
メイン
コメント (0)
まだコメントされていません。
つながりキーワード (1)
ラギッドシューズ@丸善日本橋
- (suneo99)
この靴は、やや高価だが、雨に濡れた路面でも滑りにくい点は評価できる。昔、営業をしていた人に教えてもらった。転んだ経験のある人にはおすすめだ。履いた感じは、vibram s...







Efilose
フカキ(深喜毛織株式...
人生は1冊のノートに...
n100のカシミヤ


