GARY SNYDER /"Turtle Island"
ゲーリー・スナイダー「亀の島」
70年代、ギンズバーグ等の活動周辺により存在を知り、上野圭一外による映画「スワノセ・第四世界」にて初めて触れたゲーリー・スナイダー。
日本には足繁く訪れている(妻も日本人)文章家である。
この、「亀の島」は詩集であり、状況批判であるが文体は素直でどちらかといえば「詞」に近い。
ネイティブが唄う「詞」に近い。コマーシャルにはならない「エコ観」に包まれた時代の一冊である。
久し振りに、我が書架に見つけたので前文の一部を紹介しよう。
<「亀の島」- 古く、しかも新しい北アメリカの呼び名。
この名は、遥けく永くこの大陸に生きてきた人々の創造神話に根ざし、また彼等の一部で「北アメリカ」に代わるべき新しい名として復活しつつあるもの。
これは、地球、さらに全宇宙が「巨大な亀」あるいは「永遠の蛇」に支えられているという世界大に見出される理念である。
この詩集が語るのは、場であると共に生命を支えるエネルギーの道筋。生きとし生けるものは、この流れに巻く渦であり、形なす乱流であり、ひとつの「歌」。
この大地、僕らの惑星もまた生ける存在として独自に歩む。
アングロサクソン、黒人、スペインその他どのような出自にせよ、すべてこの大陸に流れついた人々は、アフリカ、アジア、ヨーロッパそれぞれの伝統の奥に、このような生命意識を分かち合っているのだ。
ではこの根に今一度耳をかたむけよう、そして太古からつづく連帯をふりかえり、共に「亀の島」で生きる働きに心をかたむけよう。>
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コメント (4)
2001/12/28
mic007 彼の著書には、他に『地球の家を保つには』片桐ユズル訳/社会思想社、『The Back Country』、『The Old Ways,City Lights,1978』などがある。
2002/08/24
おとう 「スナイダー詩集」思潮社を持っています。> 禅に魅せられて自ら禅を修業し、老荘思想、能、さらには宮沢賢治に共鳴して翻訳まであえてする仏教徒でもあり東洋神秘主義者でもあるスナイダーの選詩集。7冊の詩集と未刊詩集「ノー・ネイチャー」などから、67詩篇 (bk1)
雲衣。 ボクも一番最初のあのプリミティヴな(素人臭い)版で持っている筈なんだけど…何処いっちゃったんだろ…大事にしてなかったからナァ(笑)。
2005/01/15
id-labo 大変興味深いです。機会があれば探してみます。
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