ぼうけんしゃたち
冒険者たち
映画を観たことがない人でも、口笛による「レティシアのテーマ」のメロディーを耳にした方はかなり多いはず。
「明日に向かって撃て」から「バンディッツ」に至るまで、男女3人を主役にした映画は数あれど、35年以上の歳月を経てもいまだに色褪せない「青春冒険活劇」とでもいいましょうか?
フランス映画に高い敷居を感じている人にこそ観て欲しい、切ないけれども爽やかな「友情」を描いた映画です。
パイロット、レースカーのメカニック?、前衛芸術家という職業は日常的ではないけれど、彼らは勝ち組でもなければ、犯罪者でもなく、それぞれに夢を持ち、そして夢破れた普通の人たち。
主役の3人を演じるのは、他の映画では見られないほど男っぽいアラン・ドロン。
当時すでに中年を過ぎたとはいえ、気持ちの面で十分青春?を感じさせるリノ・ヴァンチュラ。
そして、世界中の映画ファンのマドンナだったジョアンナ・シムカス。
因みに、ジョアンナ・シムカスは、アフリカ系アメリカ人初のオスカー俳優シドニー・ポワチエと結婚して女優業を引退してしまいました。それも、彼女が「永遠のマドンナ」である理由ですが。
かつての私がそうだったように、最初にゴダールを観てフランス映画が苦手になった人も、日頃ハリウッド映画しか観ない人も、主人公が犯罪者だと感情移入できない人も(笑)、十分楽しめると思います。
アンリコ監督はそんな難しいことを考えていたわけではないでしょうけれど、ヌーベルバーグの影響を受けたアメリカン・ニューシネマに対するフランスからの回答とでもいいましょうか?。1967年のフランス映画ですが、初めて映画館でこの作品を見た時には、中学生の浅知恵で「ヌーベルバーグよりも当時のアメリカンニューシネマに近い感じ」を受けました
リュック・ベッソンの「グランブルー(グレートブルー)」が「この作品に似ている」とか「実はこの作品へのオマージュだった」とか、色々と言われていますが、私と同世代のベッソン監督が自国のこの映画に影響を受けたことはおそらく間違いないと思いますし、蛇足ながらベッソン監督お得意の「日本人」も出てきます。(笑)
なお、ロベール・アンリコ監督は一昨年他界されました。(合掌)
- 地域: フランス
- 年(代): 1967
- 人名: ロベール・アンリコ
- アラン・ドロン
- リノ・ヴァンチュラ
- ジョアンナ・シムカス
- 2003/04/02更新
- 2003/04/02登録
- 1499クリック
このキーワードを共有する
-
トラックバック(1)
トラックバック (1)
冒険者たち
- playtcafe*cinema*art* | Tracked: 06.8.16 9:33 am
冒険者たち ロベール・アンリコ/アラン・ドロン/仏/113minstory曲芸飛行機乗りと鉄くず屋さんの親友二人は、美女と海に沈んだ宝を探して旅に出ます。point凱旋門を飛行機で...
- トラックバックURL
- http://www.kanshin.com/tb/keyword-281186







