サラノカギ
サラの鍵
ヴェルディヴを知っていますか?
ヴェルディヴとはヴェロドーム・ディヴィエール(冬季用自転車競技場)の略で、
1942年7月16日にパリで行われたユダヤ人一斉検挙のことを指します。
囚われたユダヤ人をこの競技場に閉じ込めたために、事件そのものをヴェルディヴと呼ぶようになったそうです。
この本を読んでから、ユダヤ人を襲った悲劇が頭からはなれません。
偶然にもヴェルディヴが存在した付近を、以前訪れていました。
当時の写真を展示してあるというビラケム駅も、何度も利用してました。
なのに、なぜこの事件を知ることがなかったのか。。。
今度パリを訪れるときはこれまでと違った思いを抱くでしょう。
物語は、1942年に生きる少女サラと、現在45歳の女性記者の2人が交差するストーリーとなっています。
その巧みな展開ですいすいと読み進むことができます。(後半はやや物足りなさが残るけど)
フランスで映画化されているそうです。
久しぶりに読む(子どもの時に読んだアウシュビッツ関連作品以来)ホロコースト文学でしたが、
これを機にまたいくつか読み返したいです。
『サラの鍵』は、そう思わせてくれる素晴らしい作品でした。
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