メリープロジェクト
「Merry」をアートに
二ヶ月前の話になるけど、
読売新聞などに載っていた「252人のMerry」
という記事が気になり、六本木へ行った。
アートディレクターの水谷孝次という人が、
「Merry Project」というのを立ち上げ、
そのイベントが六本木であったというのだ。
当日戴いた資料をみてみると、こうある。
「新しい時代をハッピーにするのは、人々の笑顔。
『Merry Project』は、
コミュニケーション・アートを通じて、
世界に『Merry』の輪を広げていこうとする
プロジェクトです」。
街ゆく人々(女性)に、尋ねる。
「あなたの『Merry』を教えてください」。
そうして撮られた、沢山の笑顔の写真を用いて、
僕らにそのメッセージを投げかける、という。
それにしても、並べ方だけで、
ここまで訴えるものが違うものなのか。
ただ写真を並べただけではないのが、
「アートディレクター」の凄いところ。
今回の東京のケースだと、壁一面と床一面に、
写真を大きくズラーっと映像として流して、
タイミングよく次の写真に入れ替わっていく。
で、そのインスタレーションによって、
ちゃんと彼女らの「笑顔」が、
しっかりと僕の心に入ってくるんだよ。
僕には、彼女らの笑顔は、
演技しているように見えなかったなぁ。
満面の笑みだった。メッセージも。
そう思えたから、僕も笑顔がこぼれた。
と同時に、一時ちょっとした疑問をもった。
「どうして皆かわいいの?」と。
どの写真をみてもブサイクな人って、
写真に写ってないんだよ。
ひょっとして「選んでる」のかなぁ。
だったら萎えるな、って思った。
でも、よーくみてみると、
ちゃんと色んな顔の人が写ってる。
ぽっちゃりした人もいれば、
化粧の濃いおばちゃんもいたし。
で、わかった。
「笑顔だから、カワイくみえたんだよ」
彼女らの笑顔には、何の憎悪も、悲しみも、
驚きも、嫌らしさもない。
ただ「Merry!」なんだ。それだけなんだ。
だからどんな人でもカワイかったんだ。
みんな一人一人「Merry!」でいることは、
自分だけじゃなく、他の人をも幸せにできる。
どんなメッセージでもいい。
ただ持ってるだけで、それはいいことなんだ。
なんだか、そんなことを感じた。
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