バランス・オブ・パワー デザイナーズノート
1985年の10月に「バランス・オブ・パワー」というゲームがマッキントッシュで発売された。このゲームは今までにない全世界の社会情勢・軍事バランスをシミュレートした冷戦時代のウォーゲームだった。
この本はそのゲームの攻略本ではなく、アタリの社員であった作者がアイデアを思いつき、世界情勢をいかに計算し、販売してくれる会社を探すまでのメイキングブック。
ゲームはプレイヤーが大統領、または書記長になり"どこに""何を""どれくらい""どうする"かをコマンドで選んでいくだけで実にシンプル。でもその行動の結果は沢山の同盟国や小国、敵対国に影響を与える。"イラクに""兵隊を""1万人""送り込む"とか"フィリピンに""経済援助を""1億ドル""与える"とか。相手国ももちろん同じ事をしてくる訳でお互いの政策に抗議をすることができる。抗議をすると危機が発生し、政策を取り下げた方の威信が下がる。もし危機度が上がると最終的には核戦争になり、その場合はどちらともゲームオーバー。勝者はなし、となる。ちなみに勝つ条件は8年間のターンで敵対国より威信が高いことです。
ゲームデザインは今見ても非常に面白いし、遊んでみたくなります。世界情勢のデータを計算で導きだそうとする事を地政学というらしいですが、この数式も解説されていて、「どういう力が何に影響を及ぼすか」が理解しやすくなりました。
この頃は市販ゲームが個人で製作できるギリギリの年代かな。各パラメーターを設定し、計算式に頭を悩まし、方眼紙に世界地図を書き、販売してくれるゲーム会社を探し、いやープログラマーって大変だなーと思いました。いや、みんな大変なのかもしれないですけど。
web版発見
http://www.scoopsrpg.com/contents/...
復刊運動中。
- 人名: クリス・クロフォード
- 発売元: アスキー
- 価格: 2,800円
- 年(代): 1989年
-
ISBN:
4-89366-240-6

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- 2003/04/23更新
- 2003/04/23登録
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