立原えりか
メルヘンを多くものする作家。小学生のころから図書館にあった彼女の著書をほとんど読んできた。
うっとり、ほのぼの、私はそれでも前向きに生きていくというな話だけでなく、せつなく哀しい話も多い。私は長編よりも短編・中編のほうがより真価を発揮していると思う。
現在でも執筆ペースは決して衰えることはなく、子ども向けの名作童話の書き直しが多数、オリジナル作品もコンスタントに上梓している。近年はタイを舞台とした作品が目立ち、テーマもより人間の内面を重視したものが多くなってきている感じがする。
以前は講談社文庫で彼女の昔の作品に接することができたのが現在それらは絶版で入手が困難。どうしてこういう作家の本を簡単に絶版にできるんだろうか。もちろん入手可能な作品はまだまだあるのだけれど、寂しいことに最近の立原えりか作品を出している出版社が大手ではないために大型書店以外ではほとんど目にできない。
つい先日出版されたのはチェン・カイコー監督の映画『北京ヴァイオリン』の原作著書。脚本からの小説化といったほうがいい作品かな?(ISBN:4750001511)
北京ヴァイオリン(4/26より公開)のサイト:http://www.cqn.co.jp/violin/
- 2003/04/24登録
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