最近読んだ本2
2003/05
■錦繍/宮本輝
ある謎の事件をきっかけに離婚し離ればなれになった夫婦が、偶然再会したのをきっかけに手紙をやりとりするようになる。女は事件の真相への疑問と、男を愛し続けていた事をつづり、男は裏切りへの謝罪と事件に関連した過去をつづる。
小説の文章は全てその手紙に書かれたものだけで構成されている。出てくる登場人物はみんな魅力的で、特に僕は令子が好きだ。あの関西弁がたまらなくいい。
■ラジオデイズ/鈴木清剛/文藝賞受賞作
やりたい事が見つからない主人公と、それを見つけた幼馴染み。ひょんな事から10年振りに二人は再会し、幼馴染みは主人公の部屋に1週間居候する事になる。特に事件が起こるわけでもなく、ただ今までと同じように過ぎていく1週間。やりたい事が見つかるわけでもないし、誰かの夢が叶うわけでもないし、絶望するわけでもない。幼馴染みに彼女を盗られるわけでもない。
『作者が描いたのは「フツーの人」だ。そして徹底して「フツー」であるとは、なんと普通ではないことか!』(高橋源一郎談)
僕は近くのパン工場から匂うパンの焼けた香りが好きだ。
■熱帯魚/吉田修一 キーワード参照。
■ロックンロールミシン/鈴木清剛 キーワード参照。
- 2003/06/03更新
- 2003/05/10登録
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