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イノチノオモサ

命の重さ

  • 命の重さの画像

…この文章は私のサイトにも掲載しているんですけどね。
原文です。

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 仔猫がうちにいました。一匹は死に、もう一匹は里親さんが見つかり、引きとってもらえました。
 生後十日ほどの仔猫達は一晩から二晩、雨にうたれ、うちにやってきました。
 成猫でも三日間雨に打たれれば死ぬと聞きます。
 死んでしまった仔猫は二晩、雨にうたれており、次第に衰弱して死んでしまいました。ペットの葬儀を取りしきるところで焼いてあげようかとも考えたのですが結局は市に回収をお願いしました。
 この世界にはいい思い出はないだろうし、永代供養をされるよりも一刻も早く天国に昇り、暖かい家と優しい人達のいるところに行ってほしい。この世界のことも私達のことも忘れて、次の世界へ生まれ変わってほしいと母と話し、それならあっという間に焼いてもらった方がいいと相談した結果でもあります。
 もちろん金銭的な部分もありますが……
 翌日やってきた市の委託業者さんは仔猫の入った小さな箱を見て、先ほども仔猫を引き取ったんですよと仰ったそうです。
 なにもしてあげられなかったので、奇麗なハンカチで包んであげて、箱にリボンをかけてあげました。
 とても賢く、気の強い仔猫だったうーちゃん(怒ると「うー」と唸るから)は私達の家族の一員として引き取られていきました。
 もう一匹の仔猫はみーちゃん(みーみー鳴くから)と呼ばれて元気に育っていきました。良く遊んでミルクを飲んで眠って……でも家には犬が二匹おり、そのうちの一匹がストレスのため様子がおかしくなり、鼻の周囲の脱毛が異常に激しくなったこと、また諸事情もあり、里親を探すことになりました。
 (保護した当初から自宅では飼えないと断言されていましたので)
 みーちゃんは本当に思わぬことで里親さんが見つかり、ひきとられて行きました。
 幸せになってくれればと思います。
 動物を飼っているのならばそこには責任が生じます。
 もし、子供を望まないのであれば避妊や去勢の手術が必要です。
 子供が生まれれば自宅で育てるか、引き取り先を捜す。
 そして、最後まで一緒にいる。
 それが当然の義務でもあるのです。それなのに捨てられていく動物が後を絶たないのは、当然の義務さえもわかっていない人達が死ぬほど存在すると言うことでしょう。
 これが人間だったらどうなんでしょうか。
 望まない子供が生まれたから、深夜にこっそり捨てた。
 間違いなく「人でなし」と呼ばれるでしょう。
 育てることができないならどうして生んだ、とも。
 それが、動物ならどうして許されるのでしょうか。
 ペットショップでもそうです。
 血統書のついた犬や猫は高値で売り飼いされ、一方では売れ残りだからと「特価」なんて値札がつけられる。
 餌代ぐらいは還元してくれと無理やり子供を産ませて売りに出すブリーダーは多いと聞きます。
 人間だったら、さしずめ東大や京大、もしくはキャリア官僚たちは高値で売られ、頭の悪い人間は叩き売られる、もしくは処分される。
 人間では許されないのに、どうして動物では許されるのでしょうか。
 人は学歴や血筋じゃない、それだけが人間の価値ではないと多くの人は言うでしょう。
 私もそう思います。
 それなら、動物も同じではないのですか。
 頭が悪いから。雑種だから、ブサイクだから、模様が崩れたから……
 人間も動物の一種です。命の重さは同じだと思います。
 動物を捨てていくのなら、その手で縊り殺してください。
 最後の一瞬まで見ていてください。
 貴方のその手の中で命を絶ってください。
 それが責任です。
 捨てることは殺すことに他ならないのです。誰かが拾ってくれることはありません。虐待されて死を迎えるかカラスにつつかれながら死を迎えるか……保健所で殺されるか車にひき殺されるか。
 私と家族はもう、捨てられた動物を保護しません。見殺しにします。私達にはそこまでの責任を負う力がないからです。
 見殺しにすることがどんなに辛く、悲しいことであるか、捨てていく人達には絶対にわからないでしょう。冷たいと言う人もいるでしょう。
 だけど、幸せにしてあげられる自信もないのです。最後まで一緒にいることもできないのです。
 貴方の手の中で、目の前で絶えていく命の重さを感じてください。そして考えてください。
 その命は貴方に責任があるのです。

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極論だとか考えすぎとか、人間に対してはこんなことしないとか、言われるのは承知なんですよ。
犬や猫、その他の動物の命がどうしても人間よりも軽視される事だってわかってます。
わかってますけどね。
でも、どうなんでしょう。
簡単に動物を捨てていくことって。
捨てられた猫を見つけるのはいつだって外で飼っている犬です。
この犬も捨てられていたんです。
14年前、赤い車が何かを置いていった。
ゴミか何かを置いていったのかと父が見にいったら子犬が置き去りにされていた。
未だに車が嫌いなんです。
忘れていないんです。置き去りにされたことも車でやってきたことも。
だから捨てられた動物を見つけるし車には乗りたがらない。
嘘だと思います?
本当です。

写真の猫は、里親さんのところにもらわれていったみーちゃん。
可愛いくて賢い子でした。
死んでしまったうーちゃんと同じ、私達の家族の一員です。
ネーミングセンスについては…まぁ、母がつけたのでご勘弁を(笑)

命の重さ

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投稿者:
まさきち

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