ロックンロールミシン/スズキセイゴウ
ロックンロールミシン/鈴木清剛
彼女はいるし、仕事もできるサラリーマンの主人公。それでも何かが違うと感じながら日々を送る。高校の同級生が「作りたいものを作る」をモットーにインディーズブランドを設立。いつのまにかそれに巻き込まれるが、結局そこにも自分の居場所を見つけられない。やはり何かが違うのだ。
夢を抱くものの夢が叶うわけでもなく、砕かれるわけでもない。日常に違和感を持つものが、その違和感から逃れるわけでもない。何かが解決されるわけでもなく、何かが始まるわけでもなく、何かが終わるわけでもない。
じゃあ、まるで何もないかといったら、ほとんど何もないけど、何かはある。小さな何か。小さな変化、小さな終わり。そして小さな始まり。
映画はまだ未見だが、この小説は好きだ。
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