妖精とふしぎな生き物たちの冬
ムーミン谷の冬
-この世界には、夏や秋や春にはくらす場所をもたないものが、いろいろといるのよ。
内気な冬の生きものたちに干渉せずに、長い冬を楽しみ暮らしているおしゃまさん。
彼女の言動はなかなか大人で、ツボでした。
ほとんどの生き物が冬眠して、静かになってしまったムーミン谷。
ふとした拍子に目が覚めてしまったムーミントロールは、どうやっても眠ることができません。
同じく起きてしまったちびのミィと、冬の間だけムーミン家の水あび小屋に住むおしゃまさんと共に、
「ムーミン谷の冬」を過ごすことになります。
他の季節とは確実に違う顔を持つ、冬のムーミン谷。寒さ、雪、太陽が昇らない暗い世界。
初めて冬を体験するムーミンとミィに対し、先輩のおしゃまさんがいろいろなことを教えたり、
ときに黙ってじっと見守ったりしています。
水あび小屋の戸だなの中の生きもの、流しの下の住人、姿の見えないとんがりネズミ。
美しく、見るものを凍らせてしまう氷姫。雪の馬。オーロラ。
大きなかがり火に集まる不思議な生きものたち。孤独なモラン。
ヘムレンさんは物語のスパイスです。冬でも元気いっぱい。スキーを楽しみ、ホルンを吹き、氷水を浴びてもへっちゃら。
大人しく内気なムーミンや静かに過ごしたい生きものたちとはそりが合わないけれど、ミィはスキーを教わってご満悦。
ヘムレンさんのことが大好きな「ちょこちょこばしりのサロメちゃん」、狼にあこがれる弱虫な犬の「めそめそ」のエピソードが健気で、
少しだけかわいそうで、何ともかわいらしいのです・・・。
- 商品名: ムーミン谷の冬 (講談社文庫 や 16-5)
- 価格: ¥390
- 著者: トーベ・ヤンソン
- 出版社: 講談社
- 発売日: 1979-11-13
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コメント (1)
2011/01/23
holiday タツミさん@そうですね・・・もしかしたら、フィンランドの人たちは長い長い冬を楽しむのが上手なのかもしれませんね。あとは、美しいオーロラを見ることができたり、持っている情景の違いなのかもしれない・・・と思います。
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