ネット墓守
自分の死後、ネット上に残った自分の痕跡はどうなるか、考えたことがあるだろうか? 例えば、この関心空間で数百のキーワードを残して、或る日突然この世に別れを告げる羽目になったとしたら・・・
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誰かが自分のKWにコメントを呉れても、もう気の利いた返事も出来ないし、ネット上でお付き合いしていた、しかし実際には顔を知らない皆さんから「あれ、そういえば最近こいつ出て来ないな」と思われるだけなんだろうか?
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ネット上の色々な処で、戯言もしくは未来のネットサービスの例として語られることがあるような(島崎の命名するところでは)「ネット墓守」に、自分の空間を当面の間、保守して貰う、というのはどうだろう? 誰かが自分の大切なキーワードに変なことをコメントしたら削除するとか、キーワード全部の末尾に「当KWの主である○○は、○月○日に逝去しましたので、このKWは墓守の管理下に移行しております」とか表示して貰うとか?
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「物理的な墓石」には墓碑銘なんかほんの数行しか刻めないし、第一佛式の墓には碌な墓碑銘が無いように思えるから、正直言ってどうでも良いように思う。 しかし自分が残した文章等は、なんだかアッサリ消えてしまうのも残念なような気もするし、変な書き込みされたりして荒れて行くのも悲しいような気もする。
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有り得るのは、信託銀行やら弁護士辺りが、遺言と一緒にこういうネット墓守サービスを開始して、依頼主の死亡と共に、生前に依頼されたネット情報の開示・保守・送信・削除等を行う、という辺りだろうか?
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自分のメールアドレスに来た友人からのメールに、本人逝去の返信を送って貰うとか、しかるべき予告の後に、本人の丹精込めたHPを削除する、とか。 色々な形態のサービスが有り得るんじゃないだろうか?
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そこで厄介なのは、段々ボケて、書き込む文章がヘンテコになってゆくことかも。 生きている以上、自分は自分だから仕方ないのかも知れないが、これだけ複雑なblogだの掲示板だのメーリングリストだのHPだの、自分が85歳位になっても忘れずにキチンと維持管理してゆけるかどうか、どうも自信が持てない・・・
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一つやってみて面白いかも、と思うことは、自分の死後の30年分位の毎年の遺言を事前に作成しておいて、年に一度、自分の遺族が、あるサイトにログインして、その遺言を読んで、しかるべきサーバにその遺言を手で入力しない限り、遺産相続のその年の分が振り込まれない、というようなサービスだ。 墓参りはサボってもバレないけれど、これなら最低誰かがアクセスしなきゃならないから、年に一度は故人を思い出すことになる、という訳だ。
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あ、でも自分の両親がそれをやって、自分が毎年ネット墓参りを強制される立場になったら、やっぱり嫌かな? それとも懐かしい気持ちになって、良いかな?
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Googleしてみると、既に幾つものネット墓が開業しているようだが、単なる石の墓からネット上の墓という発想だけで、故人のネット上の足跡をなんとかしよう、というところまでは頭が廻ってないみたいだ。 これは案外ビッグなビジネスチャンスかも。 少なくとも私は、自分がボケるか死ぬ前に、何か手を打っておきたいけれどな。
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リンクは、代表的な遺産相続サービス(と思われる)三菱信託銀行の遺言信託業務のページだが、対象になっているのは金銭的な財産だけで、「ネット墓守」的なサービスは未だ影も形も無いようだ。
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2004/4/11 最近話題のソーシャルネットワーキング「orkut」にある伝手で招待して貰って、メンバーになれた。 こういうネットワークもネット墓守の重要な構成要素になるんだろうな。 ここのメンバーが死亡したら、どうなるんだろうか? ちょっと興味がある。
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2004/5/5 ふと思ったんだが攻殻の「イノセンス」で情報屋のキムが死んだ時、トクサの周りの電脳空間にメッセージがパァッ広がった、あれも一種のネット墓守なんだろうな。 あの場合は、潜水艦の艦内に限定して見せていたが、実際にはキムに関係したネット一般にバァ~と辞世の句が流れたのかもね。
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2005/2/18
「死後もGoogleで「永遠の命」を――あるアーティストの試み」
http://hotwired.goo.ne.jp/news/...
検索エンジンでネット上での自分の名前の存在を「命」と定義しているのが一寸面白いが、私の関心の持ち方とは少し違う方向性だと思う。
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2006/10/13
コメントで教えて頂いた記事「知らされなかったパスワード--ユーザーの死が封印するアカウントと遺族のアクセス」は、まさにこのネット墓守の概念が提示している問題が起こり始めている、という証左だと思う。 記事が掲載されたのが12日で一日だけで既に44件もトラックバックが付いている、ということは、皆相当この問題には関心を持ち始めている、ということだと思われる。 今、この分野のビジネスを立ち上げれば、筋の良いビジネスモデルを構築出来たら相当大きな事業になるんじゃないかなあ。
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2007/04/30
偶然、まろまろ記というところで、まろまろ遺書というものを見つけました。 かなり実践的で、今のところ私が自分のサイトに書くとしたら、こんな感じかなあ、というような内容。 やはり色々な所で、考える人は考えていらっしゃる。
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故人を追悼するSNSサイトが流行 by Wired blog
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