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チック・チック・ブーン!

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30歳を目前にしていまだ芽の出ない、ミュージカル作家の物語。タイトルはあせる主人公の心の中に響く30歳へのカウントダウンの音。ブロードウェイミュージカル「RENT」の作者で、35才で急逝したジョナサン・ラーソンの自伝のような作品、という。今までミュージカルというものを観たことがなかったのだが、「RENT」好きの友人が、急遽誘ってくれ、観ることに(どうも一緒に行くはずだった女性がドタキャンしたらしい)。ストーリーは最後に、栄光を今まさにつかみかけている主人公の熱唱で終わるが、このミュージカルの作者は「RENT」の成功をつかみかけた直前で死んでしまっているだけに、感慨深い。

キャストは、山本耕史、YU-KI(TRF)、大浦龍宇一。
とにかく、主演である山本耕史さんの歌唱力、説得力ある演技には圧倒された。テレビドラマでだいぶ前にみたときの印象、なんだか弱そうで優しげな方、でしか記憶してなかったが、こういうすごみのある役者さんだったのかと驚きだった。
主演以外の二人は劇中でくるくるとめまぐるしく何役もこなす。その妙味は最初戸惑ったものの、すぐに慣れ(?)楽しめるように。場面が変わる度、主人公の両親やスーパーのゲイ店員、過剰に慇懃無礼な女社長、などなど、として起用に演じ分けていき、そのキャラクターに何度も笑わせられた。
YU-KIさんの歌声は、金属的なきらきらとしたつやと伸びがあって、聞き入ってしまう。演技はちょっと弱いかもしれない。特徴的な声が、ストレートに若い女性を演じるときにはよくても、それ以外の役の時に少し損をしていた感じか。
大浦さんは主人公と対比的なスマートで気障な友人(舞台を捨てビジネスマンになった男)を演じているが、颯爽として、見事に舞台上に映えている。彼が、後半で主人公に自らの弱さや苦悩を見せる場面も光っていた。
全体的にはストーリーが地味、なので物足りなさが残るものの、希望に満ちた曲、熱唱、のなかでのラストシーンは感動的。知人は「RENT」ファンなら楽しめるが、そうでないとどうかな、と言ってたんですが、自分は結構楽しめました。そして、「RENT」も一度観たいと思っています。

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投稿者:
fireraccoon
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  • 住所: 東京都品川区東品川2-3-16
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  • 電話番号: 03-5460-8511
  • 公演期間(東京)6月12~22日
  • りんかい線 東京テレポートより 3分大崎駅から8分、大井町駅から5分「天王洲アイル駅」下車 出口Aから
  • 東京モノレール 浜松町より5分「天王洲アイル駅」下車 中央口から
  • JR品川駅(港南口)より都バス 「天王洲アイル循環」バスにて、新東海橋または天王洲アイル下車/「JALビル行き」バスにて、天王洲アイル下車
  • 2003/06/18更新
  • 2003/06/18登録
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