関心空間はブックのクチコミも満載!

新着

... もっとみる
ログイン | ユーザー登録(無料)

萱草に寄す (ワスレグサニヨス)

  • 萱草に寄すの画像

25歳の若さでこの世を去った昭和の詩人、立原道造の叙情詩集。

ソネットという定型の詩でありながら、今読んでも古い気はしない。むしろみずみずしい感性がきらめいてまぶしすぎるようにも感じる。

彼の愛の詩たちは、教科書や合唱曲ともなっている。いまのわたしたちの隣にいる詩人といえると思う。

すでに没後50年も経過しているため、好きな詩をひとつ紹介。

≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
わかれる昼に

ゆさぶれ 青い梢を
もぎとれ 青い木の実を
ひとよ 昼はとほく澄みわたるので
私のかへつて行く故里が どこかにとほくあるやうだ

何もみな うつとりと今は親切にしてくれる
追憶よりも淡く すこしもちがはない静かさで
単調な 浮雲と風のもつれあひも
きのふの私のうたつてゐたままに

弱い心を 投げあげろ
噛みすてた青くさい核《たね》を放るやうに
ゆさぶれ ゆさぶれ

ひとよ
いろいろなものがやさしく見いるので
唇を噛んで 私は憤ることが出来ないやうだ

≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡
日本図書センター

ERIN画像 投稿者:
ERIN
詳細情報
  • 価格: 本体2,200円+税
  • 2003/06/18更新
  • 2003/06/18登録
  • 575クリック

ソーシャルブックマーク

  • このページを含むはてなブックマーク
  • このページを Yahoo! bookmarks に登録する
  • このページを del.icio.us に登録する
  • このページを livedoorクリップ に登録する
  • このページを POOKMARK Airlines に登録する
  • このページを Facebook に登録する

コメント (0)

まだコメントされていません。

つながりキーワード (2)

詩人、立原道造は建築家でもあった。こと丹下健三ら戦後第一世代の建築家にとって特別な存在だったようで、夭折さえしなければ優れた理論家として戦後建築を牽引した、かもしれない。...

William H.Bonny  本名で呼んでも誰も知らない ビリーザキッド。チビのウィリアムだから ビリー・ザ・キッド。 彼はしかし1859-1881までの短い人生を全速力で生きた。 ...

携帯でこのページにアクセス

萱草に寄す

QRコード対応の携帯で
上の画像を読み取ると
アクセスできます。

トラックバック (0)

まだトラックバックされていません。

トラックバックURL
http://www.kanshin.com/tb/keyword-314332

キャンペーン