階段通りの人々
【地味で面白い映画 3】
この映画は素晴らしいです。
人間の欲望や嫉妬などの汚れた心を扱っているはずなのに、優しく暖かく、ファンタジックに描かれているのです。
ギターで奏でられる「アヴェマリア」がとても印象的で、いつまでも心に残る作品です。
ストーリー
リスボンの階段通りに生きる下町の人々には羨ましい、盲目の老人の持つ恵みの箱。
だがその箱がふとした隙に盗まれた時、人々の運命は転がりはじめる。
情緒豊かな舞台を背景に展開される、善と悪、ドキュメンタリーと演劇、歌とギターとバレエ、ポルトガルの名優たちが演じる個性豊かなキャラクターが巻き起こす寓話。
巨匠マノエル・デ・オリヴェイラが描く、おかしく悲しくシュールな芝居。
製作国:ポルトガル フランス
製作年:1994
配給:フランス映画社
スタッフ
監督: Manoel de Oliveira マノエル・デ・オリヴェイラ
製作: Paulo Branco パウロ・ブランコ
原作: Prista Monteiro プリスタ・モンテイロ
脚本: Manoel de Oliveira マノエル・デ・オリヴェイラ
撮影: Mario Barroso(2) マリオ・バロッソ
音楽: Schubert
Khachaturian
Ponchielli
美術: Isabel Branco イザベル・ブランコ
編集: Manoel de Oliveira マノエル・デ・オリヴェイラ
キャスト(役名)
Luis Miguel Cintra ルイス・ミゲル・シントラ (Blind Man)
Beatriz Batarda ベアトリス・バダルダ (Daughter)
Filipe Cochofel フィリペ・コショフェル (Son-in-law)
Rui de Carvalho ルイ・デ・カルヴァリョ (Bartender)
Glicinia Quartin グリシニア・クァルティン (Harridan)
Tiago Henriques (Harridan's Grandson)
Paula Seabra (Pregnant)
Isabel Ruth イザベル・ルス (Vendor)
Duarte Costa ドゥアルテ・コスタ (Guitarist)
Gilberto Goncalves (Cripple)
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コメント (2)
2003/06/19
鈍繁 10年前に初めてオリヴェイラの作品に接して以来、他の映画が色褪せて見えてしまい困っています。日本で上映されたオリヴェイラの作品では『ノン、あるいは支配の虚しい栄光』(たしかロシア映画社がまだ日本海という社名だった頃に輸入し、岩波ホールで公開寸前までいったはず。)だけ未見なのですが、往時のフランス映画社ならばオリヴェイラの全作品とは言わないまでも80年代以降の劇映画(つまりパウロ・ブランコ製作の作品)は矢継ぎ早に全部見せてくれていたんではないだろうかとも思い、やはりフランス映画社の奮起に期待するしかありません。
2003/06/20
ハナウタ オリヴェイラ監督作品に出会った時は衝撃でした。フランス映画社には感謝ですね。
最近の作品は観ていないのですが、(「家路」は観ようと思っています。)
監督の年齢でこんな素敵な作品を作られたことに感激してしまいます。
ロメールの「恋の秋」を観たときも、あまりにも素敵で驚きました・・・
いい作品作り続けて欲しいですね。
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Doris Monteiro
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クルリとした巻き舌の、洒脱な歌声に痺れ中。
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