聖なる黒夜
柴田よしき女史による、676pの大長編。
角川文庫で刊行済みの「RIKO」シリーズの外伝に当たる。だが、外伝と聞いて引かないでほしい。それは、密やかな、それでいて激しい恋の話。と私は見ている。
東日本連合会長春日組の大幹部・韮崎が、高層ホテルのバスルームで殺害される。現場へ駆けつけた捜査一課の麻生の目の前に、十年前自らの手で逮捕した山内練が現れる。山内は、韮崎の片腕となっていた…。山内の過去、そして麻生の目の前に突きつけられる、10年前の真実。一度断ち切られた運命が、再び絡み合い、そして…その末に何が起こるのか。
性別を超えた、恋愛物語として、私は捉えている。いや、恋愛を疾うに通り越した、人間二人の愛憎の物語。
これは、ミステリーという域を超えたと勝手に思っておりますが、いかがなものでしょう。
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