ボーン・アイデンティティ
面白かった。特に言いたいのは、アクションものなのに
ストーリーとか、人物描写がちゃんと出来ている
ところ。アタマ使って作ってるなあと思いました。
まず、マット・デイモンのスピード感あるアクション
シーンが良かった。
それがただ迫力だけを追い求めたのではなくて、
戦闘の訓練を受けた者がどう身をこなすのか、
どう間合いをとるのか、どう武器を調達するのかが
描かれていて、スパイものを全然知らない私でも、
ふ~んと関心して見れました。
あと、ヒロインの役柄がステレオタイプでなくて
良かった。
放浪癖で根無し草で、だから精神的に少し弱くて、
でも状況判断はちゃんと出来て、今何をやったら
良くて何をしたらいけないかをすぐに理解できる
女性。彼女を主役にした話も見たいなと思いました。
風景描写も良かった。それはカメラマンの腕ではなく、
パリの風景が元々いいだけなのかも知れませんが。
でもそれだけで不思議と画面に落ち着きが出て、
他のハリウッド映画に無い雰囲気がします。
でも、この映画の一番の特徴は、そういった様々な
要素が微妙なサジ加減で楽しめるところ。バランス
感覚がすごくいいんです。
惜しむらくは、観終わった後に爽快感がもう少し
あってくれればと。やっぱり全体的に地味な感じ
がしてしまうのは否めないところ…。
- 2003/07/01登録
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