カイラス
西チベット(ンガリ)には、仏教徒、ヒンズー教徒、ジャイナ教徒、ボン教徒らに最高の聖地として崇められている聖なる山、カイラスがあります。チベット名はカン・リンポチェ。標高6656メートルの巨大な山です。白銀に輝くその山頂には、未だ誰も登ったことがありません(と言われているらしいです)。
チベット仏教徒は、カイラス主峰を釈迦無尼本尊、周囲の山々を菩薩に見立てた天然の曼陀羅と見なしています。一方、ヒンズー教徒はカイラスをシヴァ神とパールヴァティの住む場所とし、山頂の形をシヴァ神の象徴リンガ(男根)と見なしています。宗教によって、いろんな捉え方があるものですね。
カイラスを訪れた人々は、一周52kmの山の周囲をコルラ(巡礼で回ること)します。仏教徒やヒンズー教徒は右回りに、ボン教徒は左回りにコルラするらしいです。人によっては、何週間もかけてキャンチャ(五体投地礼)で回る人もいるそうです。
カイラスに行くにはいくつかのルートがあるのですが、共通しているのはどのルートも楽ではない、ということ。ラサなどからランクルをチャーターして、悪路を何日もかけて移動しなければなりません。おまけにメチャクチャ高い(ランクル一台で36万~48万円くらいかかるとのこと)。他にはヒッチハイクで行くぐらいしか方法がありません。インドとの国境が開いていれば、比較的楽に行ける場所なんですけど‥‥。
カイラスの近くには、聖なる湖マナサロワール湖(マパム・ユムツォ)やグゲ遺跡など、他にも素晴らしい見どころがたくさんあるそうです。憧れの地、カイラス。死ぬまでに一度は訪れてみたい場所です。
- 2003/07/02更新
- 2003/07/01登録
- 1897クリック
このキーワードを共有する
-
トラックバック(0)






