山崎ミシン
「通販生活」でピカイチを続けているミシン。以下、長文御注意。
このミシンは、いまポピュラーな水平釜ではなくてボビンケースを使う、垂直半回転釜。万博前後の世代の人なら、このタイプの足踏みか電動ミシンで習っているはずで、戸惑いは少ないと思う。いまの若い人は水平釜で習うようなので、ちょっと驚くかな?
しかし、私の場合は万博世代のくせに、実家で水平釜のコンピュータミシンを使っていたので、山崎ミシンが届いた時、最初は大変だった。授業を思い出しつつ、糸調子を合わせようと「ヨーヨーみたいに糸が出てくるぐらい」に、下糸のボビンケースのネジをさわってしまったのだ。(*これは絶対やってはいけない。ミシンは出荷時に糸調子があわされている。また「ヨーヨーみたいに…」は、すべてのミシンに当てはまらない。一つ一つの機械によっても違うものらしい。)
結局、下糸調子をすっかり狂わせてしまったので、上糸調子を真ん中に合わせ、ボビンケースをはめて下糸を引き出し、進行方向に片手で2本つまんで引き出して、手に感じる強さが合うまで下糸のボビンケースネジをしめるということをして、無事、糸調子を回復。(だって、上下の強さが合えばいいんだから)これは、職業用ミシンの下糸調子を機械で計る時、ボビンケースをミシンにはめて引き出して計ると言うのを参考にした。
一度、糸調子が合えば、このミシンは本当にいいミシンだ。糸絡みも簡単になおせる。糸調子がダイヤルでできるようになれば、あまり心配いらないだろう。タオルもデニムも、噂通りぐいぐい縫える。
実家のミシンには押えが10数個ついていたが、山崎ミシンには押えが2コしかなかった。ファスナー押えと縁かがり縫い押えはメーカーに注文したら一週間ほどで来たが、注文時に「純正品もあるけど、手芸屋さんので全部使えますよ。それと、付いてる押えで、十分どの縫い方もできますから。ファスナー押えだけは、まあ必要かなあ?」と言われた(笑)ほんとうにそうだった。「お客さんの間で『ステッチ定規』というのが評判いいですけど、うちでは扱ってないんで、手芸屋さんで買って下さい」…なんか、こういうの好きだ。
私が知っている大手メーカーものの高機能ミシンというやつは、こうはいかなかった。部品はすべて純正品で取りよせで、水平釜の糸絡みは入り込んだ場所によっては自力ではずせず、サービスマン修理になった。自動糸調子だったが、言うほどじゃなかった。
結局、最初こそ苦労したが、イチイチ機械も注意してくれないので(コンピュータミシンは違うことをするとああしろこうしろと喋ってうるさい)自分でひとつひとつを点検し、確認し、糸掛けも糸調子も間違わずにさえいれば、確実に仕事してくれるという点で評価できるミシン。ただ、最初の苦労をできるかどうかは人によるかもしれない。
個人的には、使ってみていたれりつくせりのミシンは、本当は初心者向きじゃないと思う。平織りコットン生地とかなら、自分で覚えないでも縫えてしまうが、布がかわったりするともう駄目だ。糸調子の合わせ方も、糸の掛け方も、そういう基礎がしっかりできていなかったら高いミシンだって使いこなせないから、勿体ない。
ということで、山崎ミシンは、はじめてミシンで縫いものをする人、いろんな余計な機能がいらない人には、本当におすすめできる。仕事キッチリ、価格も安い。ガンガン使っても惜しくない、友人いわく「男らしい」ミシン(笑)。たぶん、「通販生活」の基準は、そういうのが好きな人向けなんだと思う。
(株)アックスヤマザキ 楽天市場店
(ただし、山崎ミシンは通販生活のみの取扱。部品や修理の問い合わせに応じてくれます)
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