関心空間はブックのクチコミも満載!

新着

... もっとみる
ログイン | ユーザー登録(無料)

世界中で最も美しい男の溺死体 (セカイジュウデモットモウツクシイオトコノデキシタイ)

 G・ガルシア・マルケスの処女作「短編集ー落葉(おちば)」に入っている短編です。たまんなく好きです。泣きます。どうして泣くのかわからないけど。死体だし、主人公(なのか?)。

 海に浮かぶ、あまりに黒くておおきくて、船?鯨?と思われた物体は、岸に着いたのをよく見ると誰も見たことがないような、非常に大きく美しい、男の溺死体でした。(あ、これは引用じゃなく大意です)
 
 この本に入っている6編と「エレンディラ」を合わせて「エレンディラ」という文庫も出ているのですが、そちらを読んでも泣かないのに。そちらでは「この世でいちばん美しい水死人」というタイトルで収録されてます。

 訳のせいです。良い、悪いじゃなく好みの問題で。他の本は鼓直、木村榮一で、全然良いんですが、少なくとも「世界中で最も美しい男の溺死体」に関しては私はこちらの高見英一訳を断固支持します。

 高見英一訳「落葉」では、「子供のためのお話」という副題がついている「世界中で最も美しい男の溺死体」を「ですます調」にしてお伽噺的に訳しているところが好きなんです。翻訳でこんなに印象が変わるんだということに気が付いた作品です。

 とりあえず私の、世界の短編小説部門心のベスト10上位入賞間違いなしです。(一位ってどれか決められないんで)

 

世界中で最も美しい男の溺死体

このページに
携帯でアクセス

2次元バーコード対応の携帯で読み取ってください

pindot画像 投稿者:
pindot
詳細情報
  • 新潮社 新潮・現代世界の文学
  • 短編集 落葉(おちば)
  • G・ガルシア・マルケス 著
  • 高見英一 訳
  • 2003/07/25更新
  • 2003/07/25登録
  • 968クリック

ソーシャルブックマーク

  • このページを含むはてなブックマーク
  • このページを Yahoo! bookmarks に登録する
  • このページを del.icio.us に登録する
  • このページを livedoorクリップ に登録する
  • このページを POOKMARK Airlines に登録する
  • このページを Facebook に登録する

コメント (1)

2004/01/15

applemint J・G・バラードに「溺れた巨人」という短編作品があるので何となく気になります。

つながりキーワード (6)

G.ガルシア・マルケスの小説に興味を抱いたのは16才の頃だった。 敬愛する筒井康隆がなにかの誌面で“ラテンアメリカ文学は面白い。”と、ガルシア・マルケスの「百年の孤独」と...

岡崎京子作のマンガ。 宝島社刊。 彼女は、こちらが、チマチマと積み上げてやっと判ることを、いきなりパシッと直感で出してくる。 でも、この作品は「Pink」なんかと比較し...

短編集。そのうちの一編。 『足もとに流れる深い川』 釣りに行き、女性の溺死体を発見する。 が、それはそのままに二日間釣りをし、家に帰る。 淡々と日常。紛れ込むかす...

翻訳本を読む前に読んでおきたい本。 村上春樹(作家)と柴田元幸(大学助教授)翻訳が好きで仕方がない二人が翻訳について語り明かした本。 レイモンドカーヴァーを二人で訳し...

エレンディラ

  • (sin-type1979)

ガブリエル,ガルシア=マルケスの短編集です。一番最初のやつしか読んでません…。「大きな翼をもった、ひどく歳をとった男」(だっけ?)短編です。 短編なので、というか長編で...

百年の孤独

  • (ないとー)

ガルシア・マルケスの最高傑作。長い上に話が輻湊する上に登場人物が多いので混乱する可能性が高し。 彼の特徴とも言われる魔術的リアリズムは一歩間違えるとおとぎ話となってしまう荒唐無稽だがぎりぎり...

携帯でこのページにアクセス

世界中で最も美しい男の溺死体

2次元バーコード対応の
携帯で上の画像を読み
取るとアクセスできます

トラックバック (0)

まだトラックバックされていません。

トラックバックURL
http://www.kanshin.com/tb/keyword-327851

キャンペーン

植物と暮らすライフスタイル・マガジン PLANTED
ページの先頭へ ページの先頭へ