和の離乳食
開いた瞬間から「あっ、おいしそう!」と思う、そういう意味では珍しい(?!)離乳食の本。
数年前、家族が喉の手術で入院した時、術後はかたいものがしばらく食べられないので、嚥下困難食とかそういうものをいろいろ探した。ほとんどが離乳食か老人向けだったけれど、どうも「美味しそう」と思うものはその中には少なかった。子供(老人)のために、作り手が別に手をかけろと言わんばかりのものか、ホントにただ普通のおかずの「ついで」にとりわけてすりつぶす、とか、味は極端に薄くしてあったりとか(体重に対しての塩分の加減ではあるのだが)、なにかが極端。
手間をかけずに一緒に作れて、一緒に美味しく食べられたら、そんな簡単でありがたいことはない。育児中、病気療養の家族を抱えている最中、介護中。どれも忙しいことばかりだし、食事だけに専念はしていられない。でも食事はつまらないことのなかの大きな楽しみなのだ。
離乳食、と銘打たれてはいるけれども、さりげなく大人のやわらかい食事をカバーしてくれる意味で、いい本。最初、図書館で見つけたのだが、こんな本が介護や病気療養食関連の棚にもあるといいのに、と思った。
- 2003/08/09更新
- 2003/08/09登録
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