関心空間で百物語
人を集め、暗いへやに蝋燭を百本ともし、一人一話話し終えるごとに蝋燭の火を吹き消していき、最後の1本を吹き消したときに何か恐ろしいことが起こる。
日本に古くから伝わるこの怪談話の形式を百物語といいます。
さて、私から。
ある年の年末のことです。夜中の十時ごろ東海道線に乗っていると、駅の間で電車が急停車しました。人身事故です。普段あまり人身事故が起こらない電車なので事故処理に時間がかかり、周りにいる仕事帰りのサラリーマンはいらいらしていました。その後しばらくして「今お客様の一部を拾い集めておりますので少々お待ちください」とのアナウンスが。駅員さんもいくら動揺しているとはいえあんまりにもブラックなアナウンスです。不謹慎なこととはいえ思わず苦笑いしてしまいました。
その日から一週間あまり、乗っていた電車が立て続け何度か人身事故に遭遇しましたが、まあ年末景気が悪いから自殺する人もおおいのだなあ、ぐらいに思っていました。
ある日、本屋さんでいつものように雑誌を立ち読みして、ふと後ろを振り返ると私のほうを見て、ガタガタ震えている女の人が立っていました。
私は不審におもい、その場から立ち去ろうとすると。「つかぬ事をおききしますが、」とその女の人は顔が真っ青になりながら私に声をかけてきました。「最近、親戚の人がひどい事故でお亡くなりになったことは?」「はあ?ないです。が、なんででしょう?」何か宗教関係の人だと思ったので、早くその場を立ち去りたい気分で投げやりにこたえました。「では、何か大きな事故に遭遇されませんでしたか?」ちょっと、考えて「先日、乗っている電車が人身事故に」それを聞くと、女の人はさらにブルブルと震えながら今にもその場を立ち去りそうになったので、引き止めてわけをきいたら「あなたの肩に、両足を切断された血だらけの人が。普通血縁の人にとりつくものなのですが、あなたとは波長があったみたいで。私長く看護婦をしてるので、わかるんです。できるだけ早くお払いしたほうがいいですよ」と、わたしに言うと逃げるようにその場を立ち去りました。お払いはしてないけど、別にそれから別段悪いことは起きないし、アレは一体なんだったのでしょうか?今でも不思議です。まだ肩にいるかもしれないけど。
さて、これで1本目です。
2008.3.1
うちの師匠から話を仕入れてくる。
何本目かカウントがわからなくなってきました。
2008.5
えーと。うちの師匠も夜毎の幽霊の訪問には慣れたらしい。
ところで、クリック数はたいしたことないのに、ブックマークが
二番目に多いkwだったりします。
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