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とるこさんだいぶんめいてん

トルコ三大文明展

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塩野七生の著作のうち、「コンスタンティノープルの陥落」「ロードス島攻防記」「レパントの海戦」は、ルネサンス期における欧州列強とオスマン・トルコの死闘を描いた三部作だが、日本人にはなじみの薄いイスラム史上最強の帝国オスマン・トルコが、政治的・文化的にどういう国であったのかを知るにもよい書物になっている。

この3部作を読み、また彼女が著作の取材のために訪れた現在のトルコを元に書いたエッセイを読んで、とりわけ興味を引かれたことの一つが、トルコの宝飾。

塩野七生は、トルコの宝飾品は宝石のあしらいが西欧のものとはかなり異なった趣で、大ぶりの宝石を大胆に使ったそのデザインの素晴らしさを絶賛し、自分でも何点か購入したという。その文章を読んで以来、トルコの宝飾、それも全盛期のものが実際どのようなものなのか、それはその文明の頂点の現れの一つでもあることから一度は見てみたいと思ってきた。

今、その宝飾の至宝のいくつかを東京で見ることが出来る。
東京都美術館で開催中の「トルコ三大文明展」である。
3大文明ということで「ヒッタイト帝国」「ビザンツ帝国」(トルコ文明か?(笑))「オスマン帝国」の3つの時代に分けた展示がなされているが、やはり素晴らしいのはオスマン・トルコ期の展示品。

中でも白眉は「トプカプ ダガー」とよばれる短剣。
http://www.worldkidmag.com/...

元々はイランの君主に対する懐柔策として贈られる予定が、相手の暗殺によりトルコ・トプカプ宮殿に残ったと言われるその短剣は、柄に仕込まれた巨大な3つのエメラルドをはじめとして、多くのダイヤやエメラルド、さらにエナメル七宝があしらわれた至高の芸術品である。
実物をよく見ると、カット技術が発達していなかったせいか、ダイヤなどは現在の輝きを持っているわけではないし、歪んだ石も多い。しかしそんな細部を忘れるほど宝石の構成・使い方は力強く、細かい金細工とのバランスは絶妙である。
6月には庭園美術館で「ヨーロッパジュエリーの四百年展」を見たが、今回はそれとは全く違った美を見ることが出来る。

他の展示品にも見応えのあるものが多い。
例えばスルタンが使ったと伝えられる、刀身にアラビア文字が象嵌された長剣が数点。ダイナミックで雄々しい、トルコ独自のものである。
また、火打ち銃もいくつか来ているが、どれも凝った象嵌を持ち、日本の種子島とは全く違った美を湛えている。

別の部屋には、小さいものではあるがスルタンが使った天幕がある。複雑な模様が全てクィルトで、見ていて飽きない。
別の部屋の隅には、「レパントの海戦」に出てくる実在のトルコ海将「バルバロッサ」の直筆肖像画がひっそりと展示されている。

その他、多くの武具や器、コーラン関係の品々など、日本では滅多に見ることの出来ない品々が数多く展示されている。

欧州とはまた違う、東西文化の交わる地に生まれた宝飾品・工芸品に興味のある方に。

出来れば入場前に、チケット売り場の横でやっている十五分もののハイビジョン放映を見てから入ることをお勧めする。
東京での展示の後は福岡と大阪でも。

東京~9/28 
福岡10/12~12/7 
大阪12/20~2/16 
詳細下記

http://www.nhk-p.co.jp/tenran/turkey/...

トルコ三大文明展

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コメント (31)

最新コメント5件

2004/02/01

CLASH 山鶉ますます見たくなりました(笑)

icco nico メモしてた紙を家に置いて行ってしまったので「あれスズキさんの、、なんだっけ?」と廻った後考えて図録サンプルを見ました。「山」の字を覚えていたので幸いしました。ネムさんのおっしゃられてる太陽の塔みたいな水差しも気になりました。しかしほんとに大阪での展示会はおばちゃん達がうるさすぎます。ちょっと静かにしていてほしい。

2004/02/02

スズキシゲオ もう山鶉は幻ということで(笑)。ちなみに東京でもおばちゃんは五月蝿かったです。

icco nico そうなんですか。全国共通ですか。あの素晴らしいモノを見ながら、あのどうでもいい(というかかなり邪魔)会話を聞くのはかなりキツイものがあります。目と耳がここまで違う刺激を一時に受けていいものなのか、、(笑)

ネム …そういえば、おばちゃん混みが嫌で印象派関係と宝石関係の展覧会は避けてました。ここまでトルコ三大文明展が人気とは(苦笑)トプカプってその語感だけでそそられて見に行っちゃった。 

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  • (カナナ)

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