ヤッパリネコガスキ
やっぱり猫が好き
もたいまさこ、室井滋、小林聡美出演の、ワンステージ30分ドラマ『やっぱり猫が好き』
といっても猫の番組ではない。猫は、番組の節目節目にかわいらしい映像が流れるだけである。
あまり美人系ではない(=どこにでもいそうな)女三人姉妹が、演技か素かわからない、まぬけでおばかな笑える寸劇を演じた。
長女の恩田かや乃(もたいまさこ)は、手が美しくて職業不明(たぶん事務系)で時々電波系能力にめざめたりする。姉妹の中ではオカン系の役割をうけもつ。誰よりもリアリティ溢れる演技をかもしだし、他の二人が調子に乗り過ぎて軌道を外しそうなとき、ぴりっと現実感をまぜ混むのが非常に巧かった。
次女の恩田レイ子(室井滋)は減らず口が達者なお調子ものの売れない女優。自分の発したよけいな一言がトラブルのモトになることも多数。一獲千金をゆめみては破れ、他の姉妹から侮蔑と哀れみを受ける。クラブ「赤サソリ」で生計をたてているが常に貧乏。姉妹の中では誰よりもプッツン、てきとう、常識を逸している。餃子の皮を唾でとめようとしたエピソードは衝撃の思い出。
三女の恩田きみえ(小林聡美)は、男性経験豊富なちゃっかりもの。お金に関してはかなりのしまり屋で、なにかというとたかる次女のレイ子とはすぐ喧嘩になる。テレビ局でADをやっているという設定だったらしいが番組が進むうちに職業不明に。桜田淳子などのものまねが得意で留守電のメッセージ係をしたことも。
女3人家族で暮らしている私にとって、『やっぱり猫が好き』はとても身近なドラマだった。なんといってもうちのオカン、かや乃ねえちゃんにキャラがそっくりなのだ。一人暮らしをしていたころは、毎週ビデオを借りてきて飽きるほど再生しまくった。
”自殺を考えていた視聴者が、この番組を見て、ばかばかしくなって、思いとどまった”というエピソードは有名(かな?)
先日、待望のDVD化が実現したらしい。一本3800円(税抜)。アマゾンなんかで申し込めるよ。
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