ウケる技術
例えば自分の周りにこんなヤツはいないだろうか。
ミョーにテンション高くてアクションもいちいちオーバーで自分はあまり好きじゃないんだけど、他人からは人気があって飲み会でもいつも中心にいて、アイツの周りはいつも楽しそうだよな・・・
初対面でもズケズケと失礼な発言かます割には、案外相手の懐に入ってくのが上手で、すぐ名前とか覚えてもらってるよな・・・
よく見ると結構誰とでもフツーに盛り上がってるんだよな・・・、アイツ苦手なタイプとか無さそうだよな・・・
どこの職場にも一人ぐらいこんなタイプの人間がいるんじゃないだろうか。自分はこのテの人間では無いので、正直こういうタイプとは肌が合わないというか、でも目立つのでつい見ちゃうし、ぶっちゃけ気になる。あーなりたいナなんて時々思っちゃったりしてる。つまり憧れてんじゃん!>俺。
本屋で偶然手にしたこの本は、そういうタイプの人間を「ウケる奴」と定義した上で、コミュニケーションはスキル(能力、才能)では無く、あくまでテクニック(技術)なんだと主張する。つまり上記のようなあらゆる無数のシチュエーションで交わされる会話も、改めて整理すると幾つかのパターンに分けられ、要はその組み合わせ次第なんだということ。
俺が気になるアイツの振る舞いは、そういった様々なパターン(引き出し)を経験上幾つも持っていて、対面する相手によって当人も無意識の内に、巧みに使い分けているということなのだ。
でもそう考えるとコミュニケーションは所詮アドリブだし、やっぱり才能・・・?とも思えるが、会話をいかようにも転がす技術(つまり複数の選択肢)をこの本でパターンとして認識していれば、如何なる状況においてもこれまでと違った自分というのを、前面に出していける(!?)という訳。
ま、実際はそんなポケモンカードみたいに上手くいくとも思ってないが(笑)
でもこの本、単純に面白い。それぞれケーススタディ形式になっていて、チャート式にまとめていたり、どこまで本気なのかジョークなのかよく判らない。また例文のやりとりがシチュエーションコントみたいだし、しかもそれがかなり寒い。ちょっと引き気味に読んでしまう。ま、例文なので(笑)
そしてある意味で画期的なこの本を書いたのが、世間的に全く無名の三人(コピーライター、トレーダー、ストリッパー)であるということ。大手書店のビジネス書(!)ランキングにおいて、何と現在まで堂々の1位をマークしていることも付け加えておかねばなるまい。帯のコメントは糸井重里だ。
あ、公式サイトなんてのも有る。これまた面白い。
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