アダプテーション
Adaptation
監督:スパイク・ジョーンズ
脚本:チャーリー・カウフマン/ドナルド・カウフマン
出演:ニコラス・ケイジ/メリル・ストリープ/クリス・クーパー/ティルダ・スウィントン/カーラ・シーモア /ブライアン・コックス/マギー・ギレンホール/ジュディ・グレア
■2003年第75回アカデミー賞 最優秀助演男優賞(クリス・クーパー)受賞 ほか3部門ノミネート
■2003年第60回ゴールデン・グローブ賞 最優秀助演女優賞(メリル・ストリープ) 最優秀助演男優賞(クリス・クーパー)受賞 ほか4部門ノミネート
■2003年第53回ベルリン国際映画祭 審査員特別賞受賞
"Adaptation"=「適応、順応、脚色」。
劇作家チャーリー・カウフマン、スパイク・ジョンズ監督作の「マルコヴィッチの穴」を見た人なら、彼らの奇抜で不思議な映画的想像力を覚えているはず。
この二人が再結成し、製作したこの映画は、事前の下調べ無くして見ると、この映画に含まれている摩訶不思議な着想を発見出来ないんじゃないだろうか?
この映画の背景を、ある程度知った上で見ると、チャーリー・カウフマンという劇作家の奇怪な独創性に舌を巻く事間違いなし。
-New Yorkの作家スーザン・オーリアン著"The Orchid Thief"(「蘭に魅せられた男 驚くべき蘭コレクタ-の世界」1998年)が原作。
この本の内容はフロリダ州で植物栽培をしているジョン・ラロッシュに関する話。
ラロッシュは、3人のセミノール・インディアンを連れ、沼地帯を巡り歩き、珍しい蘭を密猟しクローン栽培しようと考える驚異のコレクター-
ルポライターであるスーザンは、彼のワイルドな荒い性格とは裏腹に花に対する繊細な感覚に魅了され、記事を集め本を書く事に至る。
この本がベストセラーになり、映画会社は映画化の可能性を考慮し、今ハリウッドでのりにのってる劇作家であるチャーリー・カウフマンに脚色を頼む。
チャーリーは、ノンフィクションの脚色が困難である事を知っているため、かなり迷うのだが、結局チャーリーは冷汗ダラダラ流しつつ承諾する(この映画の中で、ニコラス・ケージは、汗ばっか流してる)。
しかし、脚色の方向がなかなか定まらず・・・。
実際、この映画の内容だけを見てみるなら、いくつかの笑える場面や、俳優たちによって進められていくプロットだけが残るだろう。
しかし、実際の人物や事件を、虚構のキャラクターたちと混合させて作っていく、カフマンとスパイクのこの作品は着想の結果が用いる変則的ユーモアで溢れながらも、意図的に混同が演出され核心がよりはっきりしている。
本を映画にするという意味で、「脚色」と進化論的側面で環境への「適応」という2つの意味の「偶然の運が伴わねばならない映画界の揺動する属性」を滑稽に表現していると思う。
一気に昇りつめそして輪廻すストーリーに終止符を打つために、カフマンは、かなり苦労しながら装飾したような気がする。
スーザンとラロッシュの関係、ぎこちない追跡、殺人未遂の衝突で駆け上がるプロットは、窮余の一作ではないかと思わなくも無かった・・・。
- 2005/03/25更新
- 2003/09/07登録
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- (ハナオトコ)
映画「マルコヴィッチの穴」「ヒューマンネイチュア」の脚本家。脚本家デビュー作「マルコヴィッチの穴」でいきなりアカデミー賞候補となり、全米、ロサンジェルス、ボストン、シカゴ...
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アダプテーション / Adaptation
- 洋画まにあ Ver.2 | Tracked: 09.6.5 10:41 pm
【あらすじ】 「マルコヴィッチの穴」の脚本で大成功を収めたチャーリー。 スーザン・オーリアンの著書を脚色することになるが、弟のドナルドが簡単に作品を仕上げるのと比例してど...
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