テンカフン
天花粉
ファンタジー?コメディー?ほんわかとした絵柄と随所にまじえられるお笑い。何も考えずに素直に読んで楽しめます。脱力したい時にはぴったりのお話がつまった、坂田靖子さんの短編集。
たとえばさいしょの「天花粉」というおはなしは、
昔々の中国に住んでいた男が川で巨大な魚を釣り上げます。魚は、近くで一番高い山の頂上まで自分をかつぎあげてくれ、と理不尽なお願いをします。強引に承諾させられた男はなんのかんのいいながら懸命に魚を背負って山を登り始め‥、とまあこんな具合に説明をしても何が何やらわからないかも知れませんし、実際さいごまでよんでも「だから何なんだ」というような何になるわけでもないお話なのですが、その何になるわけでもないところが好きなのかも。
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