しんぺん ひびのぜっぴつ
新編 日々の絶筆
学生の頃、タイポグラフィーに興味を持ち、グラフィック関係の本を買い漁っていたら、その中に前衛書家「井上有一」の書を使ったポスターがあり、何ともいえない力強さにグッときました。これが彼の書との出会いでした。
この本は職業芸術家となることを拒否し、生涯を小学校教師として過ごした彼のエッセイ・講演集です。
他の書家の作品だけでなく絵画までもレビューしていたり、壮絶な東京大空襲での仮死体験や、彼の教え子である「いかりや長介」とのエピソードなど内容も盛りだくさんで、中でも制作過程を彼自身が詳しく述べているのがとても興味深いです。
誰でも芸術家になれるという彼の言葉が心に残り、
周りに流されず、型にはまらない彼の姿に惹かれました。
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コメント (6)
最新コメント5件
2003/09/14
りょー リンクのご指摘ありがとうございます。
『井上有一臨顔氏家廟碑』はAmazonでは在庫切れのようですが、ウナックで売ってるみたいですね→(http://www.unac.co.jp/webshop.html)今週、中国へ行くので、あちらでも売っているのか分かりませんが本屋でチェックしてみます。
雲衣。 『臨顔氏・・』も有一自刻大陶印押捺宣紙付愛蔵本は500部だし、『・有一熾夢書』も限定500部、印刷だけ中国でフランクフルトの画廊の出版ですから。ウナックで買うのが一番簡単だとは思いますが、書法関連の本を探すのは愉しいかと。
りょー なるほど、随分部数が少ないんですか...。とするとお買い得ですね。上海に行くのですが、書道具を物色するのも目的の一つです(笑)。
2003/09/15
やむ 「いかりや長介」のリンク、ありがとうございます。井上有一氏のことは全く知らなかったのですが、大変興味を抱きました。未知の知識にアクセス!まさに関心空間的広がりを感じることが出来て嬉しいです。ありがとうございます。早速本を探して読みたいと思います。
2003/09/16
りょー 感想お待ちしております(笑)。図版も多いので楽しめると思いますよ。彼は新聞紙の上に紙を置いて描くのですが、勢い余って新聞紙にはみ出して描いてしまった書を新聞紙も含めて作品にしてしまうあたり、イカしてます。
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