ためんたい
『多面体』
ギリシア以来、何時も人類を魅了してきた多面体。それらは純粋に美しいものですが、ただ美しいだけではなく、哲学や数学をはじめ自然科学一般の発展を促してきたのです。
いまや物理でも広く応用される群論などは、数式に見られる対称性と幾何的な対称性を繋げ、対称性のような構造そのものを抽象して研究対象とすることを可能にしました。このような観点から見ても、クラインの『正20面体と5次方程式』やニクリン&シャファレビッチ『幾何学と群』など名著が沢山ありますが、本書『多面体』は、数式が苦手でも多面体の形そのものに関心があれば面白く読みはじめることの出来る、特に優れた啓蒙書だと思います。古代の文様から最先端の物理学にいたるまで幅広い話題を取り上げ、図も豊富でわかりやすい。
本書を読んで多面体をもっと味わいたくなったら、川村みゆき著『多面体の折紙』をみて実際に多面体を造って遊んでみることをお勧めします。
bk1:
http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/...
書誌情報詳細:
- 価格: ¥4.500+tax
- 発売元: シュプリンガー・フェアラーク東京
- 年(代): 2001.12
- 人名: P.R.クロムウェル
- Peter R. Cromwell
- 原題: POLYHEDRA
- 2002/01/20更新
- 2002/01/20登録
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