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マーク・ニューソン(Marc Newson)

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最近のキーワードに、AUの携帯電話「INFOBAR」をよく見かけますが、AUのコンセプト・モデルで私が最も注目するのはマーク・ニューソン(Marc Newson)のデザインしたもの。



マーク・ニューソン(Marc Newson)

オーストラリア、シドニー出身。
シドニーアートカレッジでジュエリーと彫刻を学ぶ。
1987年から1991年まで東京を拠点に活動。
1898年IDEEの依頼により「Embryo Chair」製作。(エンブリオの意味は「胎児」)
1991年パリにスタジオを開設、フロスの懐中電灯、カッペリーニやモロソ、B&Bなどの家具をデザイン。
1997年から拠点をロンドンに移しマーク・ニューソン社を設立。
1999年東京モーターショーでフォード社(ford)のコンセプトカー「021C」発表。
2000年シドニーオリンピックではオペラハウスのライトアップを担当。
その他、東京やニューヨークなどのレストランやブティック、レコーディングスタジオの内装、航空機、腕時計などなどをデザイン。


今もっとも油の乗ったプロダクト・デザイナーのひとりでしょう。
彼の名を知るようになったのは、IDEEと組んで製作した「Embryo Chair」から。
この椅子のインパクトから、彼のデザインの特徴は「オーガニック」と表現されることも多いようですが、同じく有機的な曲線を使うルイジ・コラーニやフィリップ・スタルクなど、ひと世代前のデザイナーとはあきらかに異なる個性を感じます。
それは、ひと世代前のデザイナーたちが否応なく意識せざるを得なかったモダンとポストモダンという対立項を無効にする屈託のなさなのかもしれません。
ひとことで言えば明るい。
表面的にはアイロニカルな手法を取ったり、アグレッシブに見えても、どこかおおらかさがある。
それは彼がオーストラリアで育ったことと関係があるのでしょうか。
気負いのない自由さ。
その一方で、おおらかさをカタチにするための計算もしっかりと働いている。

INFOBARでいえば、コンセプト・モデルと実機との差は小さくはないと思う。
小さなモノだけに、0.1ミリの差でも印象ががらりと変わってしまう。
INFOBARを企画し、発売に漕ぎ着けたことは素晴らしいと思う反面、細部に妥協の跡が見えなくもない。

マーク・ニューソンのコンセプト・モデルは、写真で見る限り細部を少しでもいじると似ても似つかぬモノになるデザインだと思う。
実現のためには技術的、経済的にクリアしていかなくてはならないいくつものハードルがあることでしょう。
そして、そのハードルを超えていくことがデザイナーのもっとも重要な仕事だと思います。
交渉能力、技術面の理解力、ときに企業との駆け引きなどなど。
夢は素人でも見れるけど、夢を実現するのがプロですから。
マーク・ニューソンには是非プロの仕事を見せつけて欲しいですね。

マーク・ニューソン(Marc Newson)

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ミノル画像 投稿者:
ミノル
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  • 人名: Marc Newson
  • 2003/10/11登録
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