テロ以降を生きるための私たちのニューテキスト
9.11テロに対して、メディアが撒き散らすうわべだけの意見ではなく、個人がそれぞれの現場に根付き、考えた、オンリーワンの言葉を集めた書籍。あの悲惨なテロを、マスコミの受け売りでなく、自分としてどういうものであったかを考えていくうえでの、大きなアドバイザーとなる本となれるでしょう。テロやイラク戦争に関して、マスコミが言うことと同じようなことしか考えられない、という人は多いと思うけれども、この本は、このような悲惨な事件を自分の問題として捉えるきっかけとなるかもしれない。
個人的な意見を言わせてもらうと、こうした悲惨な事件を人間は生来的に起こしうるものなのだと思っている。性善説、性悪説という問題ではなくて、単純に人が集まると歪が生じて、最後にそれを修正するものがこういった事件なのだと思う。ちょうど、プレートのひずみがたまって地震が起きるように。まずそのことを認識しなければならない。戦争反対を叫んでみたところで、戦争は起こるのだ。もし本当に戦争のない世の中にしたいのであれば、戦争はいけないと声高に叫ぶよりも、なぜ戦争は起こるか、を考えなければならないだろう。デモに参加しても、もちろん世論という力で戦争に働きかけることはできるが、それでは根源的な解決はなしえない。
そんな中で、坂本龍一氏のelephantismはまだよく知らないが、人間が戦争を起こす本質的理由を求めて人間のルーツであるアフリカに行って作られた作品である。彼の、この行動こそ、まさに今われわれがとるべき行動であると思える。しかし、僕を含め、小市民であるわれわれがそんなことをする余裕はどこにもない。結局自分たちにできることは、なぜ人間は戦争を起こすかについて思案を張り巡らせることだけなのでないだろうか。
↓個人HPです。よかったらどうぞ。
「テロ以降を生きるための私たちのニューテキスト」を検索
- メイン
- コメント(0)
- つながり(9)
- トラックバック(0)
コメント (0)
まだコメントされていません。
つながりキーワード (9)
911を境に何かかわったのか
- (信生(ほい!))
911以来いろいろ考えるようになったとか、世界観が変わったとか、という声をよく聞く。 けど私は何も変わらなかった。 だって、テロも市民への攻撃もガレキの山も傷ついた子供たちも、911以前か...
トルコ連続テロ
- (まーしゃる)
二度目の連続テロがまた、イスタンブールで起こった。 今回爆破されたHSBCのビルは、九月にトルコに行った時に、現地の友達と待ち合わせで使っていたホテルの隣だったので、よく覚えている。 僕に...
同時多発テロの報復攻撃をとめて
- (もじゃー)
テロには反対ですが、今のアメリカの動向はすこし怖い。もうやめてほしいという気持ちを署名にできます。
0911 カメラはビルの中にいた
- (the-o)
2001年 9月11日に発生した米国同時多発テロ事件から1年。その一周年を記念して放送された番組。 悲しみに包まれるグラウンド・ゼロでの追討集会。ブッシュ大統領の演説を背...
非戦
- (y-fuku)
阪本龍一監修 9.11の苦い経験を活かすために必読。 とはいえ、今後アメリカや日本が変わるかと聞かれれば、 かなり難しいと思ってしまう今日この頃。 先は長いですね。
存在の耐えがたきサルサ
- (ソラニ)
村上龍の対談集。 めっぽうおもしろい。 対談の相手: 中上健次 柄谷行人 坂本龍一 浅田彰 河合隼雄 蓮實重彦 庵野秀明 奥村康 渡部直己 妙木浩之 黒沼克史 小山鉄...
広告批評 特集”非WAR”
- (あくびchang)
「クリエーターによる非戦・反戦表現」 今回はいつもとちょっと違うテイストの広告批評。 広告批評がこういう特集組むとはちょっと意外。 前半はいつもどおりの「今月の広告」。...
坂本龍一
- (rico)
坂本氏の時代感覚、とでもいうのか、とにかく今とても気になる人であり、期待する人。「非戦」はとても考えさせられた。エレファンティシズムのDVDも見る価値ありです。http:...
非戦
- (まきこ)
2001/09/11。あれから3ヶ月半がたとうとしている。あの惨劇は我々に何をもたらしたのだろう?テロとは?報復の名のもとに行われる戦争とは?平和とは?いろんな意味で「新...







同時多発テロの報復攻...
非戦
0911 カメラはビ...
広告批評 特集”非W...

