あがた森魚
子供の頃、初めて自分のおこづかいで買ったレコードは、
あがた森魚さんの「赤色エレジー」でした。
恋愛経験も人生経験もないのに、
「あなたの口からさよならは
言えないものと思ってた
裸電球舞踏会
踊りし日々は走馬灯」
のフレーズにノックアウトされてしまいました。
この歌が言いたいことを細部まで知っている。
心の痛みと共に懐かしくもある。
そして、この歌は、ただメソメソと情緒的に終るのでなく、
「お泪頂戴 ありがとう」
という、ドンデン返し的しめくくり。
今まで見せられて(魅せられて)いたのは
全て幻でした。
それをはじめから私は知っていたのよ。
みんな、少しは元気になったかい?
じゃあ、またね。チャオ。
サーカス的、見せ物小屋的に、自分がそれまで自己同化して
いた痛みから道化ながらズームアウトしていくカッコよさ。
きっとどこかで子どもらしさを演じている子どもらしくない
子どもだったのでしょう。
大人になって「永遠の遠国」で、あがたさんの世界に再会。
彼は永遠の少年です。
- 2004/05/07更新
- 2003/11/17登録
- 2816クリック
このキーワードを共有する
このキーワードはコレクションに選ばれています(1)
-
メイン
コメント (0)
まだコメントされていません。
つながりキーワード (6)
本の上の映画館 9月|映画監督あがた森魚
- (メディアセブン)
「本の上の映画館」は、メディアセブンで毎月開催している上映会のことです。 川口市立中央図書館の上にあるメディアセブンで上映するから、「本の上の映画館」です。 9月の「本...
あがた森魚
- (ri-ko)
あがたさんを知ったのは"うる星やつら"で「星空サイクリング」でしたが、さかのぼってこのアルバム「君のことすきなんだ」を聴いてから、宇宙→浪漫→貧乏→そして…イメージが変わ...
鈴木翁二
- (イタマキ)
鈴木翁二のCD! 『未明(よあけ)の歌』 (未明の歌、ひとさらいの唄、サーカスのころ、夜歩きソング、夜と口笛、20世紀の家出の歌、街道の町、大きな葉っぱ、マッチ一本の話、...
僕は天使ぢゃないよ
- (拾得)
あがた森魚監督の映画。 だいぶまえだが・・ 横尾忠則、Each大滝出演。 原作林静一。だったっけ? そのだいぶあと、「オートバイ少女」 も映画化。 なんてやつだ!
夢みるように眠りたい
- (コトヲ)
林海象の監督デビュー作。当時舞台俳優だった佐野史朗のスクリーンデビュー作でもある。 舞台は昭和初期の東京。探偵魚塚(佐野史朗)はある老婦人から、誘拐された娘「桔梗」の救...
こくう物語/鈴木翁二
- (digm)
何度も何度も書こうと思ったけど、そのたびに諦めてしまった。鈴木翁二の作品は、ひどく言葉にしにくい。大して思い入れのない事柄になら、スグに書けるのに。 言葉にできないとは...







星座を見つけよう
猫町 萩原朔太郎 画...
山田勇男の映画、デザ...
蝶の標本【志賀夘助コ...


