Jeff Van Gundy
NBA Huston Rocketsのヘッドコーチ。というよりは、NY Knicksのヘッドコーチ(1996-2001)の印象が強い。彼を見ると、スポーツのプロコーチとはなんたるかという事を認識させてくれる。
1996年シーズン中にヘッドコーチの辞任を受け、アシスタントコーチから昇格したときは若干34歳。チームの大黒柱Patrick Ewingは同級生でドラフト1位(しかも1番最初の選択)の英雄。それに対してバンガンディはNBA経験もない一コーチ。もちろんEwingが居たからこそ他の選手がついてきたというのもあるかもしれないが、いずれにせよ、コーチというのは、プレーの実績から出るものではなく、まったく違う素養が必要なのだと強く思ったし、逆に当たり前の方法ながらもこういうやり方ももアリなんだなぁと感心させられた。同時に、アメリカのスポーツの奥深さを感じさせられた。
1998-2000のシーズンに良く見ていたが、衰えの見えるベテランEwingやLJをうまく使いながら、若くてやんちゃなチームをいかに奮い立たせてまとめるかに苦心していた。いや、やんちゃっていっても行動だけではなく、精神的にも成績的にも非常に不安定なチームをよくまとめていた。見た目は軽い若ハゲの細くて小さな銀行員みたいな雰囲気だが、ゲーム中はいつも興奮状態だった。また、時には激高し時にはなだめ、時には笑顔でと手を変え品を変え、本当に良くこんなチームまとめるなぁと思えた。もっとも、普段みせる愛嬌ある笑顔の印象も強い。特に歴史に残る名選手で名コーチといわれていたLarry Bird率いるIndiana Pacersとの勝負は、色々な意味で興味深かった。
そのJeff Van Gundyも2001年のテロ直後にNYを辞任していたが、今年からHuston RocketsのHCとして復帰。昨年はYao Mingの加入で話題になったが、また比較的若いチームを率いながら、なかなかの成績を上げている模様。もう40台半ばに近づき、昔のように若い兄貴分のような存在ではないだろう。それでも自分より年上の多いアシスタントコーチ陣にはEwingがいるではないか。活躍を期待したいところである。
- 団体名: NY Knicks (HC:1996-2001、アシスタントコーチ:1989-1996)
- Huston Rockets (HC:2003-)
- 2003/11/24更新
- 2003/11/24登録
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