泣いた赤鬼/浜田広介
「自分には友達が沢山いる」という人がいます。しかし友達の定義って一体なんでしょうね。
友達ってなんだろう?と考える時に僕が原点としたい物語がこの名作絵本の「泣いた赤鬼」です。非常に有名な絵本なのでほとんどの方が知っているかと思いますが、内容は、村人と仲良く暮らしたいという赤鬼の願いをかなえようと芝居を打った青鬼は、その“ヤラセ”がバレないようにと、手紙を残して一人旅に出る。それを読んだ赤鬼は涙する…。といったものですね。見返りを求めず自分を犠牲にできる気持ちを持てる人が本当の友達なのかもしれません。そう考えると僕に友達と言える人が果たして何人いるだろうかと疑問に思ったりします。
にんげんたちと なかよく まじめに つきあって、いつもたのしく くらしなさい。ぼくは、しばらく、きみとおわかれ。この やまを でてゆくことに きめました。
きみとぼくと、いったりきたり していては、にんげんたちは、きになって、おちつかないかも しれません。そうかんがえて、たびにでることにしました。
ながいたび、とおいたび、けれども、ぼくは、どこにいようと、きみをおもっているでしょう。
きみの だいじなしあわせを いつもいのっているでしょう。
さようなら、きみ、からだを だいじにしてください。
どこまでも きみの ともだち あおおに
青鬼の手紙はいつ読んでも泣かせます。
大人になっても覚えておきたい絵本ですし、いつか子供ができた時には真っ先に読んであげたい絵本であります。
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コメント (8)
2004/01/06
shachi 気持ちとか大切なものとか、いろんなことを考える事の出来るよい本ですよね
結英 子どもの頃,「おやこ劇場」でこの劇を観て泣いた覚えがあります。でも,今になって考えてみると青鬼の方が気が楽だなぁ,なんて思ったり。あとに残された赤鬼のことを考える方が辛くなります…。
ひげ先生 妻が絵本関係の仕事をしているので自宅には子供もいないのに絵本が沢山ありますが、絵本作家というものは平易な絵と文章でよくもこう物事の本質をつけるものだと感心してしまいます。青鬼もつらいですよ。赤鬼は少なくとも人間達と仲良く暮らすことができます。
stereotape. 懐かしいです。僕も赤鬼と一緒になって泣いてました(笑)。でも、今読むと友情って何だろうとか考えさせられますね。僕も子供が出来たら読み聞かせてあげたいです。このお話は。
結英 まぁ確かにそうなのですが,赤鬼はずっと罪悪感を背負ったまま暮らすと思うのです。「自分は良いことをした」という気持ちの後押しのある青鬼の方がさっぱりと旅を続けられるかな…と。
ひげ先生 ほんとです。「友達」とか「友情」って言葉は軽々しく使っちゃいかんなぁ、と思います。
読み聞かせている途中に読んでいるこっちが泣いてしまうかもです(笑)
ひげ先生 成程>結英様 絵本はそれぞれの解釈があるというところもまた面白いですよね。今日の夕食時にでも妻にも聞いてみようかな(笑)
2004/05/24
めさ 私もこの絵本好きです。本当に相手の為になることってそう簡単にはできないと思う。でも赤鬼にとって青鬼に代わる友達はいないのであって・・いくら人間たちと友達になっても青鬼のことはずっと忘れられないのでしょうね。いい絵本です。








