泣いた赤鬼/浜田広介
「自分には友達が沢山いる」という人がいます。しかし友達の定義って一体なんでしょうね。
友達ってなんだろう?と考える時に僕が原点としたい物語がこの名作絵本の「泣いた赤鬼」です。非常に有名な絵本なのでほとんどの方が知っているかと思いますが、内容は、村人と仲良く暮らしたいという赤鬼の願いをかなえようと芝居を打った青鬼は、その“ヤラセ”がバレないようにと、手紙を残して一人旅に出る。それを読んだ赤鬼は涙する…。といったものですね。見返りを求めず自分を犠牲にできる気持ちを持てる人が本当の友達なのかもしれません。そう考えると僕に友達と言える人が果たして何人いるだろうかと疑問に思ったりします。
にんげんたちと なかよく まじめに つきあって、いつもたのしく くらしなさい。ぼくは、しばらく、きみとおわかれ。この やまを でてゆくことに きめました。
きみとぼくと、いったりきたり していては、にんげんたちは、きになって、おちつかないかも しれません。そうかんがえて、たびにでることにしました。
ながいたび、とおいたび、けれども、ぼくは、どこにいようと、きみをおもっているでしょう。
きみの だいじなしあわせを いつもいのっているでしょう。
さようなら、きみ、からだを だいじにしてください。
どこまでも きみの ともだち あおおに
青鬼の手紙はいつ読んでも泣かせます。
大人になっても覚えておきたい絵本ですし、いつか子供ができた時には真っ先に読んであげたい絵本であります。
- 2004/01/06登録
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