遠藤周作/深い河(ディープ・リバー)
心に重いものを背負った4人が、それぞれに抱えている苦しみや疑問から開放されることを願い、またなんらかの答えを求めようと、インドの聖なる河『ガンジス河』を目指し
旅にでます。そこに待ち受けるものは、人間を裸にする冷徹な環境、清浄と不潔、神聖と卑猥、慈悲と残忍とが混在し共存しているヒンズーの世界でした。
宗教・神・信仰、についての問題提示が頻繁に描かれて
はいるものの、やはりこの問題は結局のところ結論など出せるわけはありません。それでも日頃「神」や「信仰」の問題について考える習慣の無い私たちにも自然にこれらの問題について考えるきっかけを与えてくれるでしょう。
ともあれ、仏教もキリスト教もイスラム教もヒンズー教も、結局はあるひとつの到達点があり、それはどの宗教でも一致しているというもののたとえみたいなもの。
熊井啓監督によって映像化されることによって、
もう一つの作品空間を形成している。
『深い河(ディープ・リバー)』(1995)
主演:秋吉久美子、奥田瑛二
映画のラストは小説の最後とは全く異なっているそう。
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