関心空間はノンカテゴリーのクチコミも満載!

新着

... もっとみる
ログイン | ユーザー登録(無料)

きょぎきおくしょうこうぐん

虚偽記憶症候群

  • 虚偽記憶症候群の画像

 回復記憶セラピー、日本では「過去退行療法」や「過去生退行療法(前世療法)」と呼ばれる。
 治療者はどこかに「トラウマ」があると判断し、それが幼児期の性的虐待にあると告げる。最初、患者は否定する。しかし、患者のその否定こそ、トラウマ抑圧を示しているとセラピストは解釈する。
 リラクゼーション技法、薬物、催眠などの技法によって、患者が虐待経験を「思い出す」。これで治療の第一歩は成功したと判断される。アメリカでは、患者の側が虐待記憶を受け入れると、親との関係を絶つ、あるいは手紙で憎しみをぶつける、さらには民事訴訟に訴え慰謝料を獲得しようとする……、と続いていき、社会問題にまでなった。
 患者と治療者の側はこれを回復記憶(recovered memory)といい、一方、身に覚えの無い親たちはこの記憶を虚偽記憶症候群(False Memory Syndrome)と呼ぶ。FMS財団(False Memory Syndrome Foundation)なる被害者の会も結成された。
 回復記憶による性的虐待訴訟事件が多くはえん罪であったという方向で終息に向ったのは、このFMS財団やエリザベス・ロフタスなど記憶研究の専門家が、マスコミ、法廷などで回復記憶の批判を積極的に行い始めてからである。
 このロフタス、回復記憶運動の側からは蛇蝎の如く忌み嫌われており、幼児性愛者の味方とさえ罵られているが、実は彼女本人も性的虐待の被害者なのだそうだ。

「何にでも原因があって、その原因を追及し矯正すれば、事態の改善につながる」とする原因強迫症(「抑圧」や「幼児期のトラウマ」や「PTSD]のせいにする、という現在の日本でもよく見られる風潮、例えば「母原病」、「アダルト・チルドレン」など)の無意味さと危険性については、『危ない精神分析』や解決指向ブリーフセラピーの書籍を参照のこと。

(参考)
吉永進一「虚偽記憶症候群書誌」
http://homepage1.nifty.com/pyramid/...
吉永進一「記憶の中の悪魔──「悪魔教恐怖」論」
http://homepage1.nifty.com/pyramid/...

日経サイエンス1997年12月号 「偽りの記憶をつくる」
http://www.nikkei.co.jp/pub/science/...
WIRED NEWS 2000年10.31 「簡単に植え付けられる記憶」
http://www.hotwired.co.jp/news/news/...

『危ない精神分析』書評
http://book.asahi.com/review/...
『前世療法』『前世療法2』『魂の伴侶-ソウルメイト-』書評
http://www.rgs680.com/report/...

解決志向ブリーフセラピー:人間関係の問題に「感染症モデル」は役に立ちましたか?
http://www.city.minoh.osaka.jp/...

http://www.fmsfonline.org/
FMS財団(False Memory Syndrome Foundation)

(その他の関連書籍)
回復記憶賛成派
ジュディス・ハーマン『心的外傷と回復』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/...
ジョン・ブラッドショー『インナーチャイルド』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/...
レノア・テア『記憶を消す子供たち』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/...

回復記憶反対派
E.F.ロフタス/K.ケッチャム『抑圧された記憶の神話:偽りの性的虐待の記憶をめぐって』
http://www.seishinshobo.co.jp/...
ウルズラ・ヌーバー『〈傷つきやすい子ども〉という神話:トラウマを超えて』
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/00/1/...

虚偽記憶症候群

このページに
携帯でアクセス

2次元バーコード対応の携帯で読み取ってください

kurubushi画像 投稿者:
kurubushi

コメント (0)

まだコメントされていません。

つながりキーワード (4)

「闘病記 届けたい(妻の病死きっかけ 専門の古本屋)」2010年05月16日(日曜)の朝日新聞(生活面)の記事を読んだ。 ここで紹介する『がん闘病記読書案内―病気になっ...

ケンカごしで書評に噛み付く書評があった。噛み付いた側は、「読まないで書評を書いたんじゃないか!」、といわんばかりの剣幕。読まないで書評を書く人って話には聞いたことがあるけ...

私自身がACであり、うつ病(治療中)であることもあり、興味しんしん。本読んでて当てはまると何か孤独じゃないんだなーって気がする。ゼミで心理を専攻していることもあって、心の...

淡路紀世子のインナーチャイルドヒーリング。 『傷ついたまま置き去りにされた  子供の頃のあなたを、このワークで  優しく癒してあげませんか?』 いわゆるAC(アダルトチルドレン)に人向け。...

携帯でこのページにアクセス

虚偽記憶症候群

2次元バーコード対応の
携帯で上の画像を読み
取るとアクセスできます

トラックバック (0)

まだトラックバックされていません。

トラックバックURL
http://www.kanshin.com/tb/keyword-405540

キャンペーン


ロケットニュース24

未来検索 ガジェット通信
ページの先頭へ ページの先頭へ