アドルフの画集
アドルフとは、あのアドルフ・ヒトラーのこと。ヒトラーが若い頃に画家を目指していたなんて知りませんでした。この映画は、画家志望の青年アドルフが独裁者ヒトラーに変化してゆく過程を描いていて、ヒトラーを理解しようとすること自体が彼の行為の正当化につながると批判もあったそうです。プロデューサーのアンドラス・ハモリもナチに迫害されたハンガリー人の家系に生まれたため「家族の間ではヒトラーという言葉を口にするのさえタブーだった」と言う。しかし、「ヒトラーという怪物を理解するためには、彼にも人間の顔があったことを受け入れなければならない。このオーストリア出身の無名で、芸術で成功することのできなかった男が一体どこから来たのか、そして彼がどのようにして歴史上最も恐れられた男に変貌していったのか?今でもそれを追究するのは危険だと感じている。けれども追究しないのは、もっと危険なことだと私は気付いたのだ」 と語っている。
また、映画の舞台となるのは第一次世界大戦後のミュンヘンだが、現在のミュンヘンは近代化されてすっかり昔とは変わってしまっているらしい。そこで、ヨーロッパ中を探し回って当時のミュンヘンの雰囲気を残しているハンガリーのブダペストをロケ地にしたそうです。
ヒトラーを題材にした映画はあまりないようで、というより題材にすること自体がタブーであったようだ。だからこの映画は、問題作になるのではないだろうか。また、過去の悪しき歴史を顧みて、今の世の中についてまでも考え
る機会を与える意義深い作品だと思う。いずれにしても多くの議論を呼びそうだ。
初日に観に行ってきました。思ってたよりおもしろくなかった。ストーリーがないというか何と言うか。ただ、時代の雰囲気や街並みとかはよかったと思います。それとノア・テイラーの演説と。ドイツ軍服で見に来ている人とかがいて驚いた。ジョン・キューザック生写真をもらって戸惑っています。
- 原題: アドルフの画集
- 年(代): 2月7日公開
- 地域: テアトルタイムズスクエア他
- 価格: 1,800円 前売り1,500円
- 2004/04/19更新
- 2004/01/20登録
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コメント (6)
最新コメント5件
2004/01/20
フサエ あ、それは大事だと思います。ナチスの様式美にどうしようもなく惹かれてしまう気持ちとか。例えば何の先入観もなく「ベルリンオリンピック」の開会式を見たり、ナチスの宣伝映像を見るときっとほとんどの人が感動したり、惹かれる気持ちを持つと思うので。私自身もナチの親衛隊の制服とかかっこいいな~と思うもの。
フサエ 言葉を追加。そういう自分をちゃんと自覚しておくということも大切だと思います。
sankaku 今すごく来るのを楽しみにしてる映画です。
iGCN 「クレオパトラの鼻がもう少し低かったら、世界の歴史は大きく変わっていただろう」という言葉がありますが、これと同じく、「ヒトラーが芸術アカデミーの試験に合格していたら、世界の歴史は大きく変わっていただろう」と言えるでしょう。評伝によれば、ヒトラーのは建築物の絵は優れていたものの人物画は苦手だったようです。
2004/02/04
mercilavie 邦題がいい感じですね。「アドルフに告ぐ」もそうですが。ポスターや(いまいちやる気のない)原題、キャッチコピーををみるかぎり、アメリカではあくまで「ジョン・キューザック主演の低予算ポリティカル・サスペンス」つう感じで紹介されたようですが。公開から1年ちょっとでオフィシャルサイトさえ消えちゃってるところをみると、あまりヒットしなかったのかな。
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