読売ジャイアンツ
ジャイアンツの戦力補強について、ちょっと擁護してみようかな、と思います。
ちなみにオレ様はベイスターズファン。ジャイアンツによる選手濫獲には反対。それでも敢えて弁護を。
ジャイアンツへの批判でよく見かけるものに「他球団の育てた選手を金銭で強奪するな」というものがあります。しかし、考えてみてください。ジャイアンツは人攫いですか?
選手を拉致してきて野球をさせているわけではありません。彼らは自分の意志で移籍したのです。絶対にジャイアンツに行きたくなければ断ることができるのです。
「札束を見せて強引に心変わりさせた」という声もよく聞きます。厳しい言い方かもしれませんが、所詮そういう人だったわけです。
他球団もお金で転ばない選手を育成するのなら、金銭以外の価値というものをきちんと教えるべきだと思います。
道徳の授業をしろというのではありません。金銭以外の価値、例えば義理や人情といったものを選手が感じ取る環境作りをしなければいけません。移籍して欲しくないのであれば。
それを怠っているから、ジャイアンツの提示する金銭の魅力に負けるのです。貧乏だし、努力もしない。けれど選手が出て行くのは我慢ならない。読売憎し。そんなことじゃ、選手にも見限られます。
オレ様は野球選手としてしか選手たちを知りません。無責任な立場で応援しているわけです。「じゃあ、ジャイアンツには行かないから、その分の年俸と引退後の解説者としての道を用意してくれ」と言われた場合、責任を持ってそれを実行できる人もいないし、しようという人もいないでしょう。
選手はゲームのコマではなく人間ですから、食べていかないといけません。そのためにはお金が必要です。そのお金と、ことによっては引退後の解説者としての席も用意してくれる読売グループは大きな魅力でしょう。
逆に言えば、それらを蹴ってまで留まるだけの理由が他球団には欠けているのです。
「有力選手を獲るだけ獲って飼い殺しにしているだけじゃないか」
「補強と言うよりも他球団の戦力を削ぐための行動だ」という声もよく聞きます。傲慢な言い方をさせてもらうと、何が悪いのですか。
相対的にもっとも強いチームが「優勝」なのだから、自己の戦力の増大と他者の戦力の減退は常に狙うべきものではないのですか。
戦力の均衡?野球界の発展?
そんなお題目のために、可能な補強もせずにみすみす優勝を逃すなど愚の骨頂。球団経営の怠慢です。頑張っている選手たちを優勝させてやりたいと思えば、補強は当たり前です。高校野球だって、戦力が均衡しているとは言えないでしょう。全国の球児たちはそれぞれの置かれた環境のもとで勝利を目指しているのです。「平等な環境で競い合う」など幻想に過ぎないのです。
ここまで擁護してきたわけですが、冒頭にも言ったように、オレ様はジャイアンツの選手濫獲には疑問を感じています。
理由の一つ目はジャイアンツ自体にとって損ではないかということ。批判されることによってファンが離れてしまいます。ただでさえ、ジャイアンツファンは肩身が狭いのですから。長期的視点で考えると、あまりよろしくないかと。
理由の二つ目は、もっとおもしろい野球を見たいから。先述した通り、オレ様を含むたいがいのファンは無責任なわけですから、抜きつ抜かれつのペナントレースのほうが見ていて楽しい。選手の生活なんて知ったこっちゃない。だからオレ様は「野球界の発展がどうのこうの」と言うつもりもないし、言う立場にもありません。なんせ「無責任な観衆」ですから。
理由の三つ目は、ジャイアンツが強いとベイスターズが優勝できないからです。少し選手を分けてよー。清原とか江藤とか、要らないでしょ?
- 2004/01/21登録
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