21グラム
人間の心臓は、死ぬと21グラムだけ軽くなるという。
テーマは生と死。ひとつの心臓を巡って、事故の加害者となった男、被害者の遺族の女、そしてその心臓を移植された男という3人の運命が絡み合う。
アカデミー賞受賞は惜しくも逃したものの、突然の不幸に見舞われた人妻役のナオミ・ワッツの迫真の演技には涙が出そうになったし、信仰にすがることでなんとか生きる道を見いだそうとする前科者を演じたベニチオ・デル・トロももう完全にその男になりきっていた。ショーン・ペンは「ミスティック・リバー」でアカデミー賞を受賞したばかり。見応えのある演技に釘付けになるのも当然。
時間軸を無視して編集された、パズルのように複雑な展開に翻弄されそうにもなるが、だからこそ、その中から浮き上がってくる「命の重さとは?」というテーマが胸に重く響く。
英語教育サイト「アルク」が開催する第8回オンライン映画字幕翻訳コンテスト(http://www.alc.co.jp/eng/jimaku/...)の題材にもなっている。このコンテスト、参加してみようかと思っていたのに、気づいたら締め切りすぎちゃってた…残念。
イニャリトゥ監督、ガエル・ガルシア・ベルナル出演、狂おしい愛の形を描いた「アモーレス・ペロス」(http://www.cinemabox.com/...)も大好きな映画。
- 人名: [監督]アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ[出演]ショーン・ペン、ナオミ・ワッツ、ベニチオ・デル・トロほか
- 2004年6月5日より丸の内ピカデリー2他全国松竹・東急系で
- 2003年 アメリカ
- 2004/06/05更新
- 2004/03/02登録
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コメント (13)
最新コメント5件
2004/06/07
すーじー 早速観に行かれたのですね!デル・トロの演技はほんとすごかったですよね。「トロ様」ってさわぐのはどうかと思いますが。今日の朝日新聞夕刊「銀の森へ」で沢木耕太郎氏もこの映画のこと書いてますよ~
JiriTari ああ!朝日なんですが夕刊は取ってない。さっき映画見た帰りに「STUDIO VOIC」にもレビューが載ってたので立ち読みました。なんか前作は「犬」、今作は「ハムスター」がKWだとか。与えられるままに飼われるのではなく、「与えられた倫理観ら逸脱する重要性」みたいな内容でした。「トロ様」とか言われてるんですか?初耳、そんなキャラじゃないとおもふ。もう昨今の「様」敬称ブームは止めて欲しいよ。言ってる女性がみんなホステスみたいに見える。
すーじー 夕刊読めないのですね、残念。沢木氏の映画コラムは月1連載なのですが、結構おもしろいです。「トロ様」は来日の時ワイドショーとかでそんな風に呼ばれてたみたい。様つけりゃいいってもんじゃないですよね。「ハムスター」がKWなんですか…私も機会があれば立ち読みしてみます。
2004/06/27
sunco デル・トロの存在感が圧倒的でしたよ。
時空の再構築みたいな手法は大好物です。
心に滲みます。
映画の日にまた見て来ます。
すーじー 展開をわかった上でもう一度観てみたいな、と思える映画ですよね。デル・トロの存在感、ほんとすごかったですね。
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