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僕の生きる道

草なぎ剛・矢田亜希子主演、フジテレビ系2003年1月~3月に放映されたドラマ。余命一年と宣告された高校教師のその後の生き様を描いているもの。詳しく内容を説明するとキリがないが、テーマは実は「死」ではなく、むしろはっきりと「生」である点が大きな特徴ではないかと思う。近年のテレビドラマには珍しく、後半から急激な視聴率の伸びを記録した(らしい)とのこと。

アルバム(=SMAP015)の中の1曲であった「世界に一つだけの花」を主題歌に起用し、シングルカットまで話題を持ち上げ、結果この曲をダブルミリオン・紅白の大トリ・春の高校選手権行進曲、というところまで持っていったのも、そもそもこのドラマがあってこそだと私は思っているのだけど、実際のところはどうなのだろう。

このクール、視聴率では結局、TBS系木村拓哉主演「Good Luck!」の圧勝で終わっている(らしい)。「僕の生きる道」のほうが、よっぽど素晴らしい出来のドラマであったと思うのだけれど、周囲の人に「僕生き観てた?」と聞いても「ううん」という回答がほとんど。どうしてこのドラマはもっと流行らなかったかなあ、と私は悔しくて仕方がなかったりする。

理由は割と推測できて、昨今の「テレビドラマ=通俗的・劣悪・格好悪い」「テーマが生死=ありきたり・お涙頂戴もの・重い・暗い=格好悪い」という、世間のドラマに対する2つのイメージのがあまりにも強すぎたためではないだろうか、と思う。前述の原因は、残念としか言いようがないかなあとも思う。いわゆるトレンディドラマの劣悪化が招いた結果であろう。しかし後半の原因に関しては、こういった純粋に良いドラマを、素直に「良い」と言える視聴者が減ってしまったのかなあとぼんやり考える。誰もが「生きて」いて、誰もが「死ぬ」のに、それを真っ直ぐに見据えることを私たちは「格好悪い」と片付けてしまう傾向が強くないだろうか。

現在、シリーズ続編(?)「僕と彼女と彼女の生きる道」も放映中。草なぎ剛は今年30歳だが、近年になって急激に俳優としての才能を開花させつつあるんじゃないか?と思う。彼の泣きの演技、怒りの演技には「演技臭さ」が見られない。この2つの演技にオーバーアクションさが無いのだ。これが彼の最大の強みじゃないだろうか。3/6からチョナン・カン主演で放映される映画「ホテル・ビーナスに」も期待。

僕の生きる道

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投稿者:
市井
  • 2004/02/23更新
  • 2004/02/23登録
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