黒い十人の女
監督:市川崑
脚本:和田夏十(市川崑の奥様)
出演:船越英二、 山本富士子、岸恵子、宮城まりこ、
中村玉緒、岸田今日子、 クレイジーキャッツ他
大映制作 / モノクロ / 103分 / 1961年
昔の邦画はなんてカッコよかったんだ!
昔の女はなんて艶があったんだ!
学生のころ見て、イチコロになってしまった作品。
ストーリーは、何の前置きも無く始まる。
暗い夜道を一人歩く女。その女を一人の別の女があとをつけ始める。そしてまた一人、後ろからまた一人…合計八人の女が、女をじりじりとりかこんでいく…。
当時のテレビ局を主な舞台とした、一人の男と十人の女の物語。妻がいる身で九人もの女性と関係を持つ、風という男。
風のあまりの行動に業を煮やし、その妻と愛人たち
が示し合わせて風の殺害計画を練るが…。
これは、女に生まれてよかったと思わせられる映画。
まずキャストが凄い。山本富士子や岸恵子の艶然たる美しさ、中村玉緒の初々しい可愛さ(早口で喋ってる!)、岸田今日子の気だるい魅力など、これだけでも吸い込まれそうなのに、一人の男をめぐる「女」たちの策略と探り合う視線や動きが、さらに観るものをとらえてしまう。
風というのは、こんな駄目な男なのにね?と、こちらは思ってしまうような相手だが…。
脚本も、監督の奥様、和田夏十さんによる、抜群のテンポや言葉が心地よい。
1961年という今となっては遠い時代の生活や言葉使い、
また服装などがとても新鮮に映ります。つけまつげとか!
名台詞もあっちこっちに。
「あんな男殺しちゃえばいいんだわ」
「誰にでも優しいってことは、誰にも優しくないってことよ」
女は弱いけど、本当に強い。
男性はこれを見て、女の怖さを再確認するのもよいでしょう…
DVDでも出ていますが、時々リバイバル上映があるので、映画館で見ることを一番お薦めします。
モノクロの美しさは映画館の暗闇で味わうのが一番な気がするので…
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黒い十人の女
- (マグロの何か)
カッコイイ... 観ながら夏十さんを想ってじわっときた 市川崑物語 と 重ねて是非。
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- (よこもっこ)
観たいと思う映画を次々とリンクさせています。 観たらリンクの一言欄に感想を書いていきたい、とも思っています。
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