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中国の禁書 (ちゅうごくのきんしょ)

中国では始皇帝が行った禁書政策、所謂「焚書坑儒」が有名ですが、中国ではその後も禁書は屡々行われました。本書では正史等から禁書の歴史を抜き出した「禁書の通史」とも言える本です。

訳者前書きによると、原著『中国禁書大観』は、上海文化出版社が一九九〇年三月に発行したものだそうです。「本文七百十五ページの大著であり、一、「中国禁書簡史」二、主な禁書について概要を紹介した「中国禁書解題」三、約七千種の禁書の総リストの「中国歴代禁書目録」の三部からなって」(以上原著から引用)いるんだそうですが、本書はそのうち「禁書簡史」を訳出したものだそうです。また、原著は清王朝の終わりまでしか記述していません。

それでも、中国文明がどれだけたくさんの本を葬ってきたかをうかがうことが出来ます。歴代王朝が、いかなる考えの基で禁書を設定し、実行してきたかがよく分かる名著です。

はっきり言って焚書坑儒なんて問題になりません。これだけ禁書をやってきたら、そりゃ文化は発展しませんな。以下に本書から抜き出した各時代の禁書の数を挙げておきます。
秦から漢初 百九十余
漢恵帝から晋まで ゼロ
南北朝から隋、唐まで 約千四百点
宋、元、明 約千六百点
清朝 約四千点

中国の禁書

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投稿者:
sogo
詳細情報
  • 発売元: 新潮選書
  • 人名: 章培恒、安平秋/主編 
  • 氷上正、松尾康憲/訳
  • 価格: 千二百円
  • 電話番号: ISBN4-10-600466-6
  • 2002/02/08更新
  • 2002/02/08登録
  • 2115クリック

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コメント (7)

最新コメント5件

2002/02/08

sogo ちなみに「」内は本書からの引用です。

2002/02/09

turk ってことはおおまかにいって、2冊に1冊が禁書と言うことになりますね(清に関しては)。

turk 役人がほとんどの本に目を通したというだけでもすごい文化を感じます。

sogo 乾隆帝その人も最後に全ての本に目を通しているらしいですからね。さすが清朝。

turk 中国語で清朝のことを「満清」などといったりすることがあります。僕が一番嫌いなことばのひとつです。

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