前田ジョン・デジタルの先へ
デザイナー、MITの教授でもある、前田ジョンの企画展です。彼の作品は、コンピュータが計算すること、コンピュータで思考すること、を私にとって、分かりやすく表現しているので、好きです。(この展示、今日(10/21)までです。いまから行って来ます。)
追記:
行って来ました。内容は彼のこれまでの作品が全て展示されていて、様々なやり方で「デジタル」を表現している歴史が見られて、気持ちの良いモノでした。(いったい何台のMacintoshとプロジェクターが使われていたのだろうか・・)また、あまり発表されていないであろう、実験的で、コンセプチュアルな作品、コンピュータを使っていない作品(新作と思われる)もありました。表現された結果が明快な彼の作品だけを見ていた私は、それらをどうとらえるべきかを少し考えてしまいました。また、印象的だったのは、おそらくオマケ的な作品だと思うのですが、ラウンジ部分の白い空間(ICC改装前は常設展の「ガムラン・オブ・飲むニケーション」があったところ。ここに窓があって驚いた。)に鮮やかな青いテープをラフに張り巡らせ、東京タワーっぽいオブジェを作ったり、iMacをそのテープでぐるぐるに巻いてキーボードやマウスの入力も出来ない状態で微妙なテクスチャーの青い画面が映し出されているインスタレーションがありました。その部屋は「何もしないで休みなさい」というよりは何かネガティブなメッセージがあるのでは?と私は感じました。
先日観た、岩井俊雄の「PHOTON~光の音楽」ではイラストレータとのコラボレーションやワークショップ的な作品づくりがあり、開いた可能性を感じたのですが、前田ジョンの展示ではこれまでの表現方法を抜け新たな局面を迎えている彼の、迷いのようなものを少し感じました。しかし、会場の所々に置かれた彼の文章は面白く、彼の書いたものをもう少し読みたいなと思いました。
今後の彼の活動、まさに「デジタルの先へ」を今後も追ってみたいと思います。








