Affrus
AppleScript用デバッガ「Script Debugger」で知られるカナダのLate Night Software社の新作ソフトウェア。ひとことでいえば、「Perl Debugger」。Mac OS X用のPerlの統合開発環境。
以前より、作者のMark AlldritとiChatで雑談していた折にその存在を聞いており、「2月中」といっていたのが、半月ほどズレ込んだ格好だ(逆に予定より遅れがたったの半月で済むのは偉い、と感心、、、)。
Perlのコードを書くのに、単なるテキストエディタではつらいし、だいいちPerlのデバッグは骨が折れる。デバッグ用の確認ルーチンを自前で作って、それでもプログラムに起因しないバグ(cgiで呼んだときの、Formのデータ長制限とか(涙))などを追いかけ切れない場合もあり、「問題が生じた際にはお手上げ」的な印象があった。
世の中にはPerlを母国語のごとく流暢に扱える人がゴロゴロいることも認識してはいるが、たまに必要に迫られてPerlを書かなくてはならない、という場合には、やはりハマるとドツボである。
そこで、Affrusのような統合開発環境(エディタ、デバッガ、ライブラリコード管理ツール)の登場を待ちわびていた。なんといっても、cgiでなくともアプリケーションのインストーラ(Mac OS X標準のPackage Maker)で、前処理や後処理を行うとすると、どうしてもシェルスクリプトやPerlのスクリプトと対決せざるを得ない(強引にAppleScriptで作ったバイナリを実行することもできるが、この場合はインストーラからの環境変数の受け渡しなどが行えないような、、、)。
いやでいやでたまらないPerlの開発も、文法要素ごとにきちんと色分けして表示してくれたり、変数のモニタリングができたりという統合開発環境の登場で、少し楽になるかもしれない。
Affrus自体がScriptableになっているため、さまざまなアクションをAppleScriptで自動化することも可能。デバッグ機能をAppleScriptから呼び出せる(ファイルを指定してデバッグさせる)ことができたりと、その道の人にとってはウハウハな機能が満載であるが、ここまでやる必要があったのだろうかという気にもなる。
もうちょっと全体的なソフトの「難易度」を下げる努力もしてもよかったのではないか、という気がする。何はともあれ、必要としている人にとってはノドから手が出るほど欲しい一品だろう。
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