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こうかくきどうたい

攻殻機動隊(Ghost in the Shell)

押井守の新作『イノセンス』公開記念で、ケーブルテレビで繰り返し放送している。私も何度となく見ている。

ウィリアム・ギブソンの電脳三部作で電脳世界の洗礼を受けた身としては、この作品の電脳世界の表現が一番しっくり来る。ナビゲーションシステムの空間がワイヤーフレーム系の絵で表現されているところなぞは、「そのとおり!」という感じです(古いか)。

『マトリクス』のように、電脳世界で現実世界のようなテクスチャーを表現してしまうと、実際は情報量が多すぎて視覚的にうるさいのではないでしょうか。もちろん、用途によるとは思うのですが。

私なるものが外部に分散して存在するという考え方は新鮮でした。

「私探し」の名の下に、分散するアイデンティティを「本当の私」という一つの核のようなものにまとめようとする流れに違和感を感じていたとき、「ネットにアクセスした数だけ私がある」と言い放ったのには説得力がありました。確かに、自分と環境とを俯瞰する視点に立てば、出会った人の心の中にある私のイメージの数だけ私なるものが存在し、そのどれもが本当の私であるわけですから。

攻殻機動隊(Ghost in the Shell)

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投稿者:
しんいち
  • 2004/03/19更新
  • 2004/03/18登録
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コメント (3)

2004/03/18

しいた ↑の最後を読んでふと思ったんですが、養老孟司の脳化社会に通じるようなイメージですね。

2004/04/16

しんいち 押井守は、現在はモノとしての身体が非常に希薄になっていると述べています。その風潮に対して、あくまで身体を取り戻そうとするのが宮崎駿であり、完全に身体をなくしたところに何が始まるかを考えてみたのが押井守ということになるようです。

2004/04/18

しいた なるほど、うなづけますね。私もイノセンスくらいはきちんと見ておきます…

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