ショクタクイチゴイチエ/オサダヒロシ
食卓一期一会/長田弘
調子のいい時は、驚くほど本の内容が頭に入る。
停滞気味の時は、しっかりじっくり噛みしめて読んでも、半分も入らないことがある。
なので長編小説はこういう時には御法度だ。
かといって、短ければいいもんでもない。
詩集は短くても、深く深く考えるので余計に時間がかかる。
疎い事柄についての詩集だと拷問か!?と思うほど苦痛を感じてしまうことすらある。
今はちょっとどんよりムードなので、シンプルな内容のものがいい。
相変わらず食欲だけは衰えないので、食べ物の書いてある本・・・と思って手に取ってしまったのがこれだ。
・・・詩集だった。
やられた。
あんなおいしそうな調理法が書かれてたら、すぐに作りたくなるではないか。
コトコト弱火で、なんて書かれてたら、そんな音に耳を傾けてゆっくりのんびりご飯を作りたくなるではないか。
そして、心を突くその言葉をしっかり噛んで消化したくなるではないか。
決して早く読んで情報を得るだけが読書じゃない、ということを、改めて気づかされてしまった。
- 2004/03/25登録
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